埴科郡坂城町はねずみ大根を使った「おしぼりうどん」が名物

埴科郡坂城町は長野県の町で、上田市や千曲市と隣接。
北信地方に属しますが、経済などで東信地方にも属しています。
鏡台山、大峰山、鳩ケ峰、九竜山といった山々がそびえ、御堂川、千曲川、日名沢川が流れます。
江戸時代に坂木藩が置かれ、天領となっていました。
886年坂木村が「坂城村」となり、1889年に自治体に。904年には町制施行によって「坂城町」が誕生しました。その後、1955年南条村や中之条村と合併し、1960年には更級郡村上村を編入。
現在の町域となりました。
交通アクセスとしては、しなの鉄道の「しなの鉄道線」が止まる「テクノさかき駅」や「坂城駅」が設置されています。
ちなみに坂城駅は屋根瓦の美しい和風の駅で、坂城町役場の最寄り駅です。
また、上信越自動車道が坂城ICから利用できますし、国道18号や県道77号「長野上田線」、産業道路1号・2号線、上田篠ノ井バイパス、上田坂城バイパス等の一般路線も発達。
坂城町循環バスも走っています。
人口は1970年15,721人、1980年16,685人、1990年16,632人、2000年16,830人、2010年15,730人、2015年14,871人、2023年14,254人となっており、2000年頃から徐々に減少中。
しかし、日精樹脂工業や寿製薬、竹内製作所等々、電機や機械を中心として、工場や企業のオフィスが多数集まっており、働いている人も多いです。
そんな埴科郡坂城町は工業の町として知られていますが、農業も盛んで、米や果物、ねずみ大根である「中之条だいこん」等が良くとれます。
このねずみ大根の絞り汁と、信州味噌で作ったツユにうどんをつけて食べる「おしぼりうどん」が坂城町の名物です。
さらには、薔薇やカーネーションといった花も特産品で、町内にはバラ園などもあります。
また、観光スポットとしては「びんぐし湯さん館」、中之条陣屋、葛尾城跡や坂城神社、平高原、岩鼻、明治初期の擬洋風建築「旧格致学校」等が点在。
鮎の友釣りも人気です。
町内にはホームセンターやドラッグストア等の商業施設もありますし、近年、住宅型有料老人ホーム等のシニア向けの住まいも出来ました。
埴科郡坂城町の住宅型有料老人ホームは入居時の頭金0円・月額利用料15万円未満。
季節のイベントや旬の食材を使った料理などが満喫できる為、「季節が感じられて嬉しい」といった感想も出ているようです。
デイサービスではレクリエーションが毎日開催されますし、外出の自由もあります。
訪問介護もあるので、介護が必要な方は気軽に頼めるでしょう。