交通インフラも整い、介護施設への面接も簡単に

長野県の中央部から西側にかけて位置する松本市。1000年以上前から記録が残されており、長い歴史を持つエリアです。
松本城の周囲をはじめ、かつての繁栄をしのぶ史跡が今も多数保存されています。
数々の自治体を併合して大きくなってきましたが、21世紀に入っても2度合併が行われており、県内でも絶大な存在感を有しています。
数多くの企業が拠点を持っており、県全体に与えている利益には莫大なものがあります。
いうまでもなく、住まいとすれば非常に便利な生活を営める環境となっています。
空港があることや、松本駅に特急が乗り入れすることでもでも有名ですが、交通インフラもよく管理されています。
鉄道については大糸線や上高地線が有名ですが、高速道路や幹線道路も使いやすい位置にあります。
バスも路線が非常に多く、市内を移動する際も心配はいりません。
人口は、20世紀の間は一貫して増加していました。
しかし2000年代以降は横ばい状態となっています。
市内の高齢化率は、2023年には28.3%と発表されました。
松本市は人の流入が止まっているわけではないため、長野県全体の水準と比べればまだ数値が低めですが、2030年には30%に達するという計算も発表されています。
松本市では若い世代の移住も随時行われているため、子育て関係の支援策を強化することで、将来的な少子高齢化対策の一端を担えると考えられます。
市内用要介護認定者は、2024年に1万2,646名でした。。
数年前の調査では、まだ「自宅での療養を望む」という要介護認定者が多かったことが報告されていますが、施設への入居を視野に入れる家庭が多いことも明らかになっており、老人ホームや高齢者専用住宅の増加は最優先課題のひとつといえます。
市内にはすでに、さまざまな施設が開園しています。
介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームは、一般的に高額だと思われがちですが、月額使用料が10万円強~15万円強くらいで相談できる施設が既に存在します。
主要な駅からあまり離れていない便利な位置にある施設も珍しくありません。
施設があるという事実に気が付いていない住民がまだ多く、PRが必要な状況かもしれません。
とにかく、高齢者のいる家庭が「少し時間をかけただけで、意外に条件の良い施設が見つかった」という経験をする可能性は低いものではないはずです。
焦らずに、じっくりと施設探しをする姿勢が大切でしょう。