滝沢市は野山の美しい街。「チャグチャグ馬コ」というお祭りが名物

滝沢市は岩手県中部の街。
市の北西には岩手山がそびえ、市域には山麓が広がっています。
市の東端には北上川、南端には雫石川が流れます。
1970年代の初期までは農村地帯でしたが、盛岡市のベッドタウンとして開発が進み、人口も1984年には3万人を超え、2000年には5万人を超えました。2023年の調査では5万5,273人となっています。
交通アクセスとしては、JR東日本の田沢湖線が発着する大釜駅と小岩井駅や、IGRいわて銀河鉄道が運行する「いわて銀河鉄道線」の巣子駅 、滝沢駅があります。
中心駅は大釜駅ですが、滝沢駅や盛岡市の隣接エリアを中心に住宅が集中。
東北新幹線は通過するだけです。
市内には東北自動車道が通っており、滝沢ICから乗降可能。
国道4号・国道46号・国道282号等の主要道路も走っています。
バスは岩手県交通バスが滝沢かつらぎ団地や滝沢ゆとりヶ丘団地等を巡り、巣子車庫バスやデマンドバス「雫石町あねっこバス」が市内を走行。
岩手県盛岡市から久慈市までを結ぶJRバス東北の平庭高原線「白樺号」も止まります。
スイカが特産物で、「チャグチャグ馬コ」というお祭りが名物。
このお祭りは毎年6月の第2土曜日に開催されており、滝沢市の「鬼越蒼前神社」から盛岡市の「盛岡八幡宮」まで、綺麗な馬具を付けた馬を連れて歩きます。
馬具が「チャグチャグ」という音を出す為、「チャグチャグ馬コ」という名前です。
ちなみにこの「チャグチャグ馬コ」の鈴の音は「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。
自然の溢れる街で、ウォーターガーデンや庭園、スポーツ施設等のある「滝沢総合公園」や、岩手県立森林公園、岩手県立野鳥観察の森「ネイチャーセンター」…といった自然に親しめる施設や、国立岩手山青少年交流の家 、馬っこパークいわて、岩手産業文化センター「アピオ」等の文化的施設が点在。
市指定文化財にも指定された安倍氏の城館跡である「大釜館遺跡・八幡館山遺跡」等の歴史的スポットもあります。
さらには、道の駅雫石あねっこやホームセンター、コンビニ、薬局等の商業施設もありますし、隣接する盛岡市にイオンのようなショッピングセンター等が出来ました。
近年、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅等のシニア向けの住まいも誕生しています。
住宅型有料老人ホームはカラオケ等のレクリエーションやイベントが楽しめますし、自室ではインターネットも出来ます。
どれも強制参加ではない為「のんびり静かに一人で読書したい…」といったライフスタイルも守れます。
また、サービス付き高齢者向け住宅は居室が広くて夫婦入居も可能な所も。
完全個室で居室にはトイレも付いている為、「夜中にトイレに行きやすい」と好評です。