グループホーム希望者は、選択肢がきっとたくさん見つかります

利用率が低い駅のため、この地域では線路を走る列車といえば在来線よりも秋田新幹線のほうが、印象が強いかもしれません。北大曲駅のプラットホームに降り立ってあたりを見回すと、どこまでも広がる水田の風景がひたすら壮観です。
特に駅の南側は、線路の目の前からほぼ農地として使用される土地が大部分を占めています。しかし駅の北側となると、小ぢんまりとはしているものの集落が駅の目の前から形成されており、一般的な戸建て住宅以外の建物もちらほらと目に入ります。
ちなみに北大曲駅は、国道105号線のすぐそばに建てられている駅です。待ち合わせのような用事ができたときやタクシーなどで迎えに来てもらうときは、「駅の目の前を通る、角館街道で」といった約束をするとわかりやすいでしょう。
北大曲駅は、田沢湖線の管内では、終着駅の1区間手前に所在する状況となっています。大曲駅は、秋田新幹線のほか奥羽本線への乗り継ぎを実行できます。それ以外の乗り換え場所を探すと、発着駅である盛岡駅か4区間離れた角館駅の2ヶ所に限られます。前者は、JRの在来線と新幹線がともに2種類(秋田新幹線のほか、東宝新幹線・東北本線・山田線)、それといわて銀河鉄道線への乗り継ぎが可能な場所です。後者については、秋田内陸線への乗り換えができる駅となっています。
北大曲駅が置かれた地域は、耕作地帯の一部です。家屋をはじめ何らかの建物をつくれる土地にはかなり限りがあります。この駅を起点として介護施設を探すなら、その点を忘れないようにして行動することになるでしょう。駅から短時間で歩いて行ける場所にある施設は非常に僅少です。最初からいきなり、駅から5~6キロ離れたあたりまで、視野から外さないようにしたほうがおそらくうまくいきます。
もっとも、グループホームであれば駅から3キロ程度の圏内に絞って探しても、それなりの戸数を発見できるのですが。グループホーム以外の施設に入る必要があるなら、たとえばサービス付き高齢者向け住宅などに関心があるなら、ときには7~8キロ駅から遠ざかる必要も出てきます。入居料金については、幸いなことにたいていの場合は安価に設定されています。