国保中央病院は、大型で頼りになる総合医療施設です

奈良県の中央部分から北西寄りに位置する、田原本町。
同じ磯城郡に属する三宅町と南端で、橿原市と北端で接しています。
東西で隣り合っているのは、天理市と北葛城郡の広陵町です。
南東端で隣接しているのは桜井市です。
町内は平たんな土地が多く、古くから集落が自然発生してきたエリアです。
現在の中心市街地は、町内の中央部分を南北に細長く延びる形で発達しています。
田原本町では弥生時代の段階ですでに独特の文化が育まれていました。
国の史跡に指定されている唐古・鍵遺跡は、この時代の史跡の中でも特に重要性が高いものと目されています。
無数の土器が出土しているほか、ヒスイでつくられた勾玉や銅鐸など大量の史料が発掘されています。
これらの遺物の一部は、今世紀の初めから田原本青垣生涯学習センターにて一般公開されるようになりました。
田原本町は周囲の自治体と同様に、旧大和国式下郡の一地域でした。
旧式下郡は延喜式内社がたくさん鎮座していることで有名ですが、田原本町も例外ではありません。
ひと際高名な神社に、多坐弥志理都比古神社があります。
この神社は奈良時代前期の時点ですでに文献に名前が記録されており、非常に長大な歴史を持っています。
境内で古墳時代の遺跡が発掘されたこともあるほどです。
春日造で知られる本殿は、県から文化財の指定を受けて大切に保護されています。
田原本町で列車を用いたお出かけをお考えになるときは、近鉄の橿原線と田原本線をお選びいただけます。
路線バスに関しては、奈良交通のサービスをご利用可能です。
幹線道路に関しては、国道24号線にお乗り入れできるバイパスが1ヵ所、便利な位置に設置されています。
また、京奈和自動車道のお乗り入れできるインターチェンジの建設計画が、現在進行中です。
このほか、県道14号線・112号線・196号線などがよく使用されています。
田原本町の人口は、昭和後期に入ると減少傾向が強まりました。
ピークを迎えたのはおよそ20年前のことです。
しばらく横ばい状態が続いてから、やがて減少に転じました。
2023年の時点で、3万1,695人という調査結果が確認されています。
同年の高齢化率は31.8%でした。