曽爾高原は、秋が来ると一面すすきで覆われます

奈良県の北東部に位置する、曽爾村。
宇陀市や同じ宇陀郡に属する御杖村、吉野郡の東吉野村と隣接しています。
北側から東側にかけて延びる三重県との境界線を挟んで、津市や名張市と向かい合っています。
曽爾村の最大の観光名所となっているのは、おそらく曽爾高原でしょう。
この高原は、室生赤目青山国定公園の敷地内に存在します。
この高原は、すすきの名所として有名で、秋のすすきのほかに春の山焼きの光景も、独特の情緒があることから人気があります。
また、この高原には温泉が湧き出している場所があるため、景色を楽しんでいただいてからお帰りになる前に名湯につかっていただける機会があります。
曽爾高原は、倶留尊山と亀山の間に広がる高原です。
倶留尊山は日本三百名山に選出されており、登山客の間で人気が高い名山です。
このほかに、曽爾村で景観のよい場所といえば屏風岩があります。
これは国から天然記念物の指定を受けている岸壁で、味わい深い外観が昔から尊ばれてきました。
周囲に立地する鎧岳や兜岳も、同様に古くから景勝として注目を集めてきた絶壁です。
曽爾村で有名な祭事に、門僕神社で繰り広げられる曽爾の獅子舞があります。
これは3世紀前から続いている伝統芸能で、伊勢大神楽の原型をかなり忠実にとどめている点が評価の対象となってきました。
曲芸のような舞い方は、絶賛のひと言に尽きます。
曽爾村の路線バスについては、三重交通のサービスをご利用いただけます。
公営のコミュニティバスについては、数種類の系統をご利用できます。
幹線道路に関しては、国道369号線や県道81号線・784号線などをお使いいただけます。
曽爾村の人口は、数十年前から減少傾向に突入しました。
2023年には1,321人という集計結果が発表されています。
村内の高齢化率に関しては、同年に52.2%というデータが公開されました。
医療施設に関しては、曽爾村国民健康保険診療所や関本病院などに通院しているご高齢の方が多い模様です。
曽爾村国民健康保険診療所に関しては、路線バスですぐ近くまで直行していただけます。