三重県でもトップクラスの商業都市。便利な余生を過ごせます

三重県の北東部に位置する四日市市。
中工業地帯の一角を占める都市で、県内で最大の人口を抱える一大都市です。
愛知県に近い場所にあるため名古屋方面に通勤する住民が多いことも大きな特色となっています。
2005年に旧三重郡楠町を合併したことで、さらに自治体としての規模が増しました。
2000年に特例市、2008年に保健所政令市の指定を受けており、さらに中核市への移行を目指しています。
商工業の発展で名を馳せたエリアですが、特にイオングループの本拠地であることは有名です。
いうまでもないことですが市内におけるイオン系列の店舗の数や販売実績はすさまじく、買い物をしたいときはとにかく心地よく品物を見て回れることでしょう。
市内の移動手段は豊富です。
鉄道を使うならJRの関西本線、近畿日本鉄道の名古屋線・湯の山線、三岐鉄道の三岐線、伊勢鉄道の伊勢線、四日市あすなろう鉄道の内部線・八王子線と、路線や乗車駅については選び放題といってもいいくらいです。
車両で遠くに行きたくなったときは、東名阪自動車道と伊勢湾岸自動車道を使うのがいちばんでしょう。
後者については新しいジャンクションがつくられていますが、今の四日市市内では国道のバイパス工事が各所で行われており、近い将来になると各方面への往来がいっそう便利になると考えられています。
バスの営業もさかんで、高速バス・路線バスともに種類が多めです(特に後者に関しては、三重交通や三岐鉄道のような地域性を重視する企業が健闘しています)。
市内の人口増加はつい最近までとまっていませんでした。
1990年代後半から陰りが見えはじめていましたが、2010年ころを分岐点として微減傾向に入っています。ただし幸運なことに高齢化の進行はそれほどの激しさではありません。
市内の高齢化率は2023年の時点で26.07%。
2025年代に入っても28%程度にとどまるだろうと見られています。
当然、ただ楽観していてよいという意味ではありませんし、その点は市当局も民間の介護事業者も知り抜いています。
人口の規模から考えれば自然な結果ですが、今の市内には各種の老人ホーム・高齢者専用住宅が急増されているのです。
費用面では、格安の施設が特に多いということはなさそうです。
ただし、住宅型有料老人ホーム、その次にサービス付き高齢者向け住宅については、比較的安価な価格体系を持っているところが多いでしょうか。
とにかく施設数や種類に関しては恵まれている都市だといえそうです。