波野駅は九州一高い場所にある駅。病院が運営するグループホームあり

波野駅は、熊本県阿蘇市の波野大字波野に位置するJR九州「豊肥本線」の駅です。標高754m。九州の鉄道駅で最も高い場所にある駅で、旧・波野村の代表駅。しかし、旧波野村の中心部からは東隣の「滝水駅」の方が距離的に近いです。ちなみに熊本・宮地方面から波野駅に来ると、阿蘇山のカルデラから坂の上トンネルを抜け出た場所にあります。
1928年に開業し、1983年無人化され、1987年JR九州の駅に。1990年集中豪雨により営業が休止となり、翌年の1991年に再開しました。しかし、2000年駅舎が全焼し、2001年下り線ホームに待合室を設置。2012年九州北部豪雨により再び営業休止に。2013年に再開しました。
2面2線のホームには、波野駅が九州で一番高い駅と示した標柱も立っており、豊肥本線の宮地方面行き上り列車と、豊後竹田方面行きの下り列車が停車。特急「九州横断特急」が通過するのが見られます。東隣の「滝水駅」と共に発着本数は1日5往復程度で、「豊肥本線」の中で列車の停車本数が最も少ない駅の一つとなっています。
駅の周囲には小さな集落がある程度。民家はそれほど密集していませんが、駅エリアには阿蘇市立の波野小学校・波野中学校もあり、子供の姿も見られるエリアです。周りには美しい森林が広がり、雄大な山々がそびえています。駅前には熊本県道214号「小地野永谷線」が走行。国道57号「豊後街道」は少々離れており、駅から北へ5km程の場所を走っています。
57号沿線には「道の駅波野」も。ここは蕎麦打ちの体験施設やレストラン、アスレチック、公園等のある立派な道の駅で、ゆっくり楽しめます。24時間トイレ(身しょう者用も含む)も使えて便利です。
波野駅周辺は大変自然豊かな場所。「老後は雄大な自然の中で暮らしたい」という方にピッタリです。豊肥本線等で西隣の「宮地駅」エリアまで行けば、商業施設や病院も多い為、買物や通院も可能です。
流石に波野駅からは少々離れますが、駅エリアには、グループホームや介護老人保健施設等もあります。中には病院が運営しているグループホームもあり、急な体調不良の際にも素早く対応してもらえるので安心です。
老人ホームへの入居を検討中で、自然が大好きな方は波野駅エリアにあるシニア向けの住まいにも足を運んでみてください。予約しておけば、見学時に施設の一部も内覧できますし、サービス内容をゆっくり説明してもらえます。