健康かつ主体的なシニアライフを生み出せる土地柄

あくまでも駅員不在で運営されており、停留所とみなされることも少なくありません。プラットホームなどの構造もきわめてシンプルですが、周囲の住民の間では四半世紀を超える間はっきりとした需要を築いています。明峰駅の周囲には駐車場が複数つくられているため、かなり遠くからこの駅を常用する旅客が集まるという特徴もあります。
駅の周辺は、見晴らしの良い農地などでかなりのスペースが埋まっています。その合間に宅地などの建物が寄せ集まるように立ち並んでいます。非常に平和な雰囲気に支配されていることは間違いありません。
明峰駅は、JRの北陸本線に属する駅です。この路線で主な乗り換え場所を求めるなら、それは発着駅と終着駅に集約されるでしょう。明峰駅から見ると、終着駅である金沢駅に近いです。金沢駅では、七尾線や北陸新幹線、IRいしかわ鉄道線や北陸鉄道の浅野川線に乗り換えできます。
発着駅である米原駅とは100キロを優に超える距離がありますが、そこまで行けば琵琶湖線および東海道本線、そして東海道新幹線に乗り換えるチャンスを持てます。また、近江鉄道の本線とも接続しています。そのほかに目立つ乗り換え場所といえるのは、福井駅でしょう。福井駅では福井鉄道の福井線、それからえちぜん鉄道の勝山永平寺線・三国芦原線に乗り継ぎできます。
明峰駅の利用率は、周囲の人口が少ないため20年以上の間ずっと低いままです。しかしあまり変化がないこともまた顕著な特長となっています。1日ごとの乗客数を調べると、1990年代半ばからずっと300人台を記録する年ばかりが続いてきました。しかし2010年代に入ると400人以上となる年が出るようになっており、わずかながら増加していると推定されます。
明峰駅のそばは、建物の密度などの条件で都心部より劣ります。もちろんそれは、高齢者の生活スタイルにとって悪いものではありません。それでも、介護施設の総数がまだ少なめであるという事実を認めないわけにはいかないでしょう。
そこで、駅から5キロ以上離れたところまで忘れずにチェックする姿勢で施設探しをすることが大事です。ちなみに介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームは最近建設例が増えており、優良な施設に出会える機会は少しずつ増えています。