観光や保養目的でお楽しみいただける場所がとても多いです

広島県の北西端に位置する、北広島町。
2005年に、旧大朝町・旧芸北町・旧千代田町・旧豊平町が合併して誕生しました。
南部で広島市と隣接しているほか、東西を安芸高田市と同じ山県郡に属する安芸太田町に挟まれています。
北側に延びる島根県との境界線を挟んで、益田市・浜田市・邑智郡邑南町と向かい合っています。
この県境周辺は、標高1,000メートル前後の雄大な山が並んでおり、中国山地の中でもひときわ海抜が高い一帯です。
もともと北広島町は、全域が山岳部に含まれているのが最大の特徴。
主な産業は林業と農業でした。
近年は観光業が活発に展開されており、冬場はスキー場にかなりの観光客が集まるようになっています。
芸北高原大佐スキー場・やわたハイランド191リゾートなどが有名です。
山間部に所在する町のため、温泉が湧き出している地点は少なくありません。
千代田温泉や芸北温泉、おおあさ寒曳温泉や養老温泉などがよく知られています。
山林が広がる地域でありながら、北広島町では昔から数多くの建造物がつくられてきました。
城跡の中には、国が指定した史跡となっているところが目立ちます。
駿河丸城跡・小倉山城跡・日山城跡がそのよい例となるでしょう。
駿河丸城は、この地域でかつて強い勢力をふるった吉川氏が長年にわたって拠点に選んだ城でした。
吉川氏ゆかりの旧跡はほかにも多く、とりわけ安土桃山時代に建設された吉川元春館は、庭園の修復作業が近年実施されるなど話題が多い場所です。
北広島町には鉄道が開通していないため、遠方の地にお出かけになるときはバスやタクシーなどがおすすめです。
路線バスに関しては、地域密着型のサービスが豊富でたいへんに便利。
JRバスグループや広島電鉄、石見交通などの路線は特に有名でしょう。
タクシーに関しても、千代田タクシー・八重タクシー・北広島タクシーなどが快適なサービスを提供しています。
幹線道路の中では、中国自動車道や浜田自動車道に町内でお乗り入れできます。
北広島町の人口は、昭和の中ごろから減少していました。
2023年の調査では1万7,471人という集計結果が出ています。
高齢化率に関しては、同年に39.4%を記録しました。
現在の北広島町で介護施設をお探しになる場合は、グループホーム・特別養護老人ホームが多くて見つけやすいでしょう。
そのほか、サービス付き高齢者向け住宅・介護老人保健施設・介護療養型医療施設などにめぐり会える機会もあるでしょう。