敦賀市は昔からの交通要衝。商業施設や商店街が多く、買物しやすい

敦賀市は、福井県南西部の嶺南地方の都市で、福井県の南条郡南越前町や三方郡美浜町、滋賀県の長浜市、高島市と隣接。
市域は扇状地にあり、一方は敦賀湾に面し、三方は山に囲まれています。
市のほとんどが山林ですが、昔から愛発関を越えればすぐ琵琶湖…という好立地なのもあり、北陸道と畿内を結ぶ北国街道の脇街道「西近江路」、新道野越、木の芽街道、山陰道への丹後街道といった主要道が通る交通要衝。
街道には氣比神宮もあり、鳥居前町として賑わいました。
今も鉄道や高速道路等、交通アクセスが集中するエリアで、JR西日本の北陸本線が敦賀駅と新疋田駅から、小浜線は敦賀駅や西敦賀駅、粟野駅から利用可能。
両線が止まる敦賀駅が敦賀市の中心駅で、敦賀駅には北陸新幹線も発着する予定です。
また、北陸自動車道が敦賀IC(インターチェンジ)から、舞鶴若狭自動車道が敦賀南スマートIC から乗降できますし、国道8号、27号、161号等の一般道も通ります。
市内には福鉄バスや敦賀市コミュニティバス、湖国バスが走り、JRバス関東、京福バス、JR東海バスといった高速バスも発着。
重要港湾「敦賀湾」には北海道行きのフェリー定期航路や、大韓民国行きのコンテナ船航路が設定されており、海路においても交通の要です。
敦賀市は日本海沿岸の街としては、比較的気候が穏やかなのが特徴。
敦賀湾には浦底漁港や白木漁港、立石漁港があり、漁業が活発です。
昆布加工業も盛んで、全国の80%を占めています。
東洋紡や永大産業といった企業関連の施設や、敦賀発電所などの原子力発電所関連の施設が多い為、人口も多めで、2023年の調査によると人口は6万3,662人となっています。
敦賀市は敦賀港や氣比神宮以外にも、敦賀トンネル温泉、敦賀きらめき温泉リラ・ポート、日本海さかな街、国の史跡「中郷古墳群」・「金ヶ崎城跡」、日本三大松原の一つである国の名勝「気比松原」など観光スポットが豊富なのも特徴です。
近年、福井県道142号にスーパーや飲食店、コンビニや衣料品店等のロードサイドショップが次々と誕生しました。
その分、昔ながらの商店街は以前のような活気がないようですが、まだまだ個人商店が並んでいます。
特に国道8号にあるアーケード街は「敦賀まつり」の期間、商店街に多くの露天商が並ぶ為、大変賑わいます。
さらには、ケアハウスやグループホームといったシニア用の住まいも増えました。
ケアハウスは敦賀の名湯「トンネル温泉」を引いており、施設にいながら温泉が楽しめるのが魅力。
食事も煮魚などの慣れ親しんだ料理が堪能できます。