甲府市のはずれに、住み心地が良い施設が出現しています

40数年前に駅の近辺に工業団地が誕生しており、乗客は少ないながらも一定の需要を維持しています。国母駅の周囲は、平坦な住宅地が取り囲むように広がっています。最近は郊外型の商業店舗も点在するようになりました。
国母駅は、国道20号線や中央自動車道に近い駅です。この中央自動車道に隣接する形で、多くのバスが乗り入れる「昭和バスストップ」がつくられています。国母駅からは、歩いて10数分の位置にあります。バスについては駅のそばにも乗り場がつくられており、山梨交通グループが路線の運行に従事しています。このほか、国母駅はタクシーの利用がしやすい駅だという評判があります。駅前に国母観光自動車専用の乗り場があるため、呼び出す手間が省けるチャンスがあります。
国母駅は、JRの身延線の管内にある駅です。終着駅である甲府駅とは5区間しか離れていません。甲府駅まで行けば、中央本線に乗り継げるため長野県内にも東京都八王子市方面にも一直線に移動できます。甲府駅以外の乗り換え場所を探すなら、発着駅である富士駅まで行く必要があります。富士駅まで行くと今度は、東海道本線に乗り換えできるため西日本方面に出かけることも可能でしょう。
国母駅の利用率は、近年はほとんど変化がありません。1日平均の乗客数は、300~400人台を記録することがほとんどです。大きな変化が起こる兆候は見当たりませんから、これからも乗客数の変化は起こらなさそうです。
国母駅の近隣は、住宅地が目立つものの人口が集中しているエリアではありません。したがって介護施設についても多いとは言えません。しかし高齢者がゆっくりと暮らすには向いている土地のため、遠くから移ってくる高齢者もときたま登場しています。施設数は限られているものの、駅から数百メートルという便利な場所に建てられている施設もあります。
国母駅の場合、目と鼻の先にあっても入居料金が高くつくとは限りません。これは地価などの事情が関係しているものと思われます。もともと料金体系は全体的に安く、月額使用料と入居一時金を足しても20万円台というところが圧倒的多数を占めています。施設のタイプについては、グループホームが比較的多く、それ以外は住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が見つかりやすいです。