枯木灘の一部です。長井坂の登下山口に近い場所です
太平洋戦争の数年前に建造された見老津駅は、2018年の秋に開業からちょうど80周年となる節目の日を迎える予定です。かつては駅構内に、コンパクトな水族館が設置されていました。見老津駅は、国道42号線に接しており、マイカーやタクシーでの送迎をお求めになる場合はわかりやすくて便利です。
駅の西側は太平洋に面しており、その一方で駅の東側は目の前から広大な森林地帯となっています。人家などは道路に沿って点在していますが、駅の南側にお進みになると、じきに集落に到着します。
見老津駅の周辺の海岸は枯木灘と呼ばれており、景色が良い場所はたくさんあります。また、熊野三山へ通じる大辺路に近いです。熊野三山は10数年前にユネスコの世界遺産に登録されており、観光スポットとしての存在感が強まっています。
見老津駅は、JRのきのくに線に所属する駅です。快速列車が停車する駅ではありませんが、8区間お進みになると快速がつかまる紀伊田辺駅に下車していただけます。紀伊田辺駅から40キロほどお進みになると、御坊駅に到着します。御坊駅では紀州鉄道線へのお乗り換えができます。終着駅である和歌山市駅までお出向きになると、南海の各線(本線・和歌山港線)にお乗りになれます。
発着駅方面では、多気駅がいちばん近いお乗り換え場所です。多気駅では参宮線をお使いになれます。この駅から2区間お進みになると、松阪駅が見えてきます。松阪駅では、名松線および近鉄山田線をご利用になれます。
見老津駅は、昭和末期から無人化されています。利用率はそのころから低下していました。1日あたりの乗客数を調査しますと、今世紀に入った時点で20人を割っていたことが判明します。その後、10人を割った時期が数年ほどありました。2010年以後は、10人以上を毎年記録しています。
地価が安い地域のため、月額使用料が10万円くらいの施設は珍しくありません。








