日高郡日高町はクエ鍋が有名。熊野古道はハイキング客にも人気

日高郡日高町は、和歌山県中西部にあり、御坊市や日高郡の美浜町や由良町と隣接。
1954年志賀村・内原村・比井崎村が合併して成立しました。
紀伊水道に面した町で、海岸はリアス式海岸となっており、魚介類が良く獲れます。
比井港もあり、クエ(九州ではアラ)と呼ばれる魚の町としても有名。
時期になると「天然クエ鍋」を楽しみにさまざまな方が訪れます。
和歌山県の無形民俗文化財に指定されている白鬚神社の「クエ祭り」も、日高町の秋の風物詩です。
気候は穏やかで、山間部では果樹を、平地では米や野菜を作っています。
人口は1970年7,119人、1980年6,973人、1990年6,862人、2000年7,148人、2010年7,432人、2015年7,641人、2023年には7,959人とやや増加傾向にあります。
交通アクセスとしては、「きのくに線」の愛称でお馴染みのJR西日本の「紀勢本線」が町の東エリアを縦断しており、紀伊内原駅から利用できます。
高速道路は通っていませんが、国道42号「熊野街道」、和歌山県道23号・24号・27号等の一般道が走行。
中紀バスが町内を網羅しています。
観光スポットとしては熊野古道の鹿ヶ瀬峠の石畳や九十九王子旧址があります。
熊野古道の小峠から金魚茶屋までの沿道には、公園や休憩所、トイレなどが整備されています。
また、産湯海水浴場では海水浴が楽しめますし、「西山ピクニック緑地」では、子どもも自然に親しめます。
町内には「温泉館海の里・みちしおの湯」という天然温泉もあり、「神経痛や疲労回復に効く気がする」と好評です。
町内には小中学校や郵便局、役場といった生活に密着した施設に加え、堺市立日高少年自然の家や、や日高町立武道館等の施設も徐々に増えています。
加えて、紀伊内原駅や日高町役場のあるエリアを中心に、ホームセンターやコンビニ、ガソリンスタンドといった商業施設もありますし、内科や歯科等の個人クリニックも比較的多いです。
近年、グループホームや住宅型有料老人ホーム、ケアハウス等のシニア向けの住まいも誕生しました。
グループホームでは、のんびりくつろげる畳の部屋を用意。
「自分の家のように、くつろげて嬉しい」といった声も聞かれます。
一方、住宅型有料老人ホームは、入居時の頭金および月額利用料が10万円台で、完全個室の居室はナースコール完備。
夫婦で入居できる2人部屋も用意されています。
「特別食の日」が設けられており、特別食の日は本職の寿司職人によるお寿司が振る舞われます。
併設のデイサービスは希望者のみで、外出も自由。
悠々自適に過ごせるでしょう。