日本一の滝王国を抱えている、穏やかな町です

徳島県の南部に位置する、那賀町。
北部で隣接している三好市や美馬市をはじめ、かなり多くの自治体に取り囲まれています。
西側は香川県との境界線です。
この県境を挟んで安芸市や香美市、安芸郡の馬路村とも向かい合っています。
2005年に、旧鷲敷町・旧上那賀町・旧相生町・旧木沢村・旧木頭村が合併して発足した新しい自治体です。
町内のほとんどが豊かな緑に覆われた山地や丘陵地です。
合併の翌年に、豊饒な自然を保護する目的で景観行政団体への仲間入りを果たしました。
これは県内では3番目となる快挙です。
恵まれた土壌や水源などを活用して、農業が尊ばれてきた土地です。
現在は、ゆずの名産地して広く知られています。
乳酸発酵茶の生産や、花や観葉植物の栽培でも定評があります。
那賀町は、滝がたくさんある町です。
大釜の滝や大轟の滝は特に有名。
秋の紅葉の時期になると、これらの滝を目当てに観光客が各地から押し寄せます。
剣山スーパー林道は、日本最長の林道として有名になりました。
90キロ近くに達する長さを持つため、途中でたくさんの名所に出会える点が最大の魅力でしょう。
もっとも、山の中にお出かけいただかなくても美しい草花などをお楽しみいただける場所は見つかります。
相生森林文化公園は、さまざまな設備が用意されている巨大な公園です。
春に満開となる桜や秋に色づく無数の樹木に加えて、10,000株におよぶ膨大なアジサイの花が人気を博してきました。
鷲敷温泉は、那賀川の近くに湧き出しています。
周囲にはさまざまな観光名所が集まっているため、あちこちを回っていただいた帰り際にご利用いただくことが可能です。
那賀町は鉄道が開通している自治体ではありません。
そこで町民は、タクシーやバスに依存した生活を送ってきました。
路線バスに関しては、徳島バスグループがよく使われています。
それから、町営のコミュニティバスにご乗車できる機会も少なくありません。
幹線道路については、国道193号線・195号線などをご利用いただけます。
那賀町の人口は、昭和中期を過ぎると減少傾向が目立つようになりました。
2023年には7,490人というデータが公表されています。
高齢化率については同年に51.5%という記録が公開されています。
那賀町で介護施設へのご入居をお考えの場合は、グループホーム・特別養護老人ホームが見つかりやすい状態です。
それ以外では、高齢者住宅・介護老人保健施設の発見が可能でしょう。