嬉野温泉を筆頭に、名所や名跡にあふれている都市

佐賀県の南西部に位置する、嬉野市。
2006年に、藤津郡の旧嬉野町と旧塩田町が合併して誕生しました。
北部で武雄市と、南部で鹿島市と、北東部で杵島郡白石町と隣接しています。
西側に延びる長崎県との境界線を挟んで、大村市をはじめ東彼杵郡に属する東彼杵町・川棚町・波佐見町と向かい合っています。
市域の大部分が山地と盆地で占められており、緑に包まれた部分が非常に目立つのが最大の特徴でしょう。
市街地などは主に北東部・北西部に集まっています。
農業の最大の名産品は、全国的に高級茶として名高い嬉野茶でしょう。
昨今は、江戸時代から続く技術である釜煎り茶の伝統が復活して話題を呼びました。
嬉野市は数々の史跡があるため、観光資源に事欠きません。
塩田津の街並みは、かつて長崎街道の宿場町として栄華を極めた時代をほうふつとさせます。
しばらくの間繰り返し行われた存続運動が実を結び、2005年に重要伝統的建造物群保存地区と認められました。
また、志田焼の資料館や博物館は、近代化産業遺産の指定を受けています。
そして嬉野市の名所を語る上で外せないのが、嬉野温泉でしょう。
九州全体で見ても突出した規模を持つ温泉郷で、数十軒におよぶ情緒豊かな旅館にお泊まりできます。
中心部に設置されている足湯については、無料でお使いいただけるためとても人気があります。
温泉街の一角にある肥前夢街道は、平成初期に開業した忍者村です。
忍者のショーなどをご見物できる点が人気の理由です。
嬉野市はバスやタクシーが発達している都市。
路線バスについては、JRバスグループ・祐徳バス・西肥自動車などのサービスをご利用できます。
乗合タクシーに関しては、市が主体となって運営しているサービスが市民の間でよく使われています。
幹線道路の中では、長崎自動車道が便利。
市内にお乗り入れできるインターチェンジが1ヶ所設置されています。
嬉野市の人口は、約20年前から減少傾向に入りました。
2023年の集計結果によると、2万5,090人だったことがわかります。
同年の高齢化率については35.3%を記録しました。
現在の嬉野市内で介護施設をお探しになりたいときは、特別養護老人ホーム・グループホームが見つかりやすい状態です。
介護療養型医療施設・介護老人保健施設・住宅型有料老人ホームにご入居できる機会もあるでしょう。
健康診断や診断書の作成依頼については、嬉野医療センターや嬉野温泉病院などが総合的な診療に応じています。