月額利用料が10万円以下という住宅型有料老人ホームも出現!
玄界灘に面した壮大な風景が特徴的な、唐津市。
古来海上交易などで華やかな光景が繰り広げられてきた土地です。
「唐津城」「虹の松原」など観光の目玉となる場所が大量に残っており、「唐津くんち」のような由緒正しい祭事もまた熱心に継承されています。
佐賀県内でも有数の大都市で、独自の経済都市圏を形成しており、第一次から第三次まで多数の産業が発展してきました。
近年は先細りしているケースが増えているものの、今なお周囲の自治体から多数の通勤者を集めています。
もっとも近年は交通インフラの進歩のおかげで、市内から周辺に仕事や余暇のために気軽に遠出する住民が増加しました。
鉄道については、JRの筑肥線と唐津線しか開通していませんが、西九州自動車道や佐賀唐津道路のような便利な高速道路・幹線道路が多数整備されており、ドライビングの環境はなかなか快適です。
自家用車を用いない場合なら昭和タクシーが手がける乗り合いタクシーが発達しています。
バスの事情は少し複雑ですが、昭和自動車が長年複数の路線を運行しており、市内の日常的な移動に関しても福岡方面のような遠隔地への移動に関してもスムーズな移動が可能です。
市内の人口は、1980年代までは増減を不定期に繰り返していました。
しかし平成に入ってからは、ゆっくりとではあるものの減少に歯止めがかかっていません。
2023年には人口11万6,972人、高齢化率33.2%との調査結果が出ました。
佐賀県内の平均値より多少高い数値です。
市内の要介護認定者数は2024年に6,461名を超えたものの、増加率は特に顕著ではありません。
その認定率は、今後とも20%前後の数値が推移するものと見込まれています。
ケアサービスの供給については比較的余裕が感じられますが、気を緩めずに次々と将来を見越した布石を打っていくことが現時点での目標に掲げられています。
市内の老人ホーム・高齢者専用住宅については、グループホームの軒数増加がひたすら目立つ今日この頃。
特別養護老人ホームのような完全に行政主体の介護施設についても数自体は面積の広さもあってわりと多めでしょう。
ただし新規の入居者数は年間で数百名単位とそれほどの収容率ではありません。
穴場となっているのは、一部の住宅型有料老人ホームです。
入居一時金・月額使用料を合わせても10万円に達しない施設が続々誕生しているからです。
費用面以外にもいろいろな長所がありますから、直接確かめにいく方がよいでしょう。