南島原市は海の美しい街。比較的商業施設が多いのも魅力

南島原市は、長崎県の島原半島にある市で、島原市や雲仙市と隣接。
島原半島の最南端に位置し、市東部から西部にかけて海に面しています。
2023年には4万2,556人、高齢化率41.1%でした。
人口は年々減少しています。
以前は、島原鉄道が市内を通っていましたが、現在、南島原市内に鉄道は通っていません。
南島原市の最寄り駅は隣接する島原市内にある島原鉄道の「島原外港駅」になります。
南島原市を通る島原鉄道の路線が2008年に廃止されたことに伴い、島原鉄道が市内の路線バスを運行中。
島原鉄道の代行輸送を行っています。
なお、南島原市内には高速道路はありませんが、地域高規格道路として「がまだすロード」が通っていますし、熊本県の天草市へのアクセス手段として島鉄フェリーが就航しており、市南西部の口之津港から天草市の鬼池港を結んでいます。
南島原市は、島原の乱で有名な天草四郎とゆかりの深い街。
天草四郎の墓のほか、キリシタンに関する史跡が数多く残っています。
さらには、1991年に起きた雲仙普賢岳噴火にともなう火砕流によって破壊さえた旧大野木場小学校は、自然災害の怖さを伝える遺産として保存されています。
南島原市は海に接する面積が広いため、海が満喫できるロケーションが魅力の自然豊かな街。
海岸エリアには白浜海水浴場や前浜海水浴場、シーサイドパーク、日本の白砂青松百選にも選ばれた名勝「野田浜」…といった観光スポットが多数。
また、市の西部に位置する谷水棚田は「日本の棚田100選」にも選ばれた絶景がみられます。
市北東部には道の駅「みずなし本陣ふかえ」、深江農産物直売所などもあり、地元の新鮮な農産物を気軽に購入できます。
島原素麺の産地としても全国的な知名度を誇っており、年越しには「年越しそば」ならぬ「年越し素麺」を食べるというユニークな風習もあります。
商業施設では、海岸線に沿って市内をぐるっと囲むようにスーパー、大型商業施設等が並び、「買物がしやすい」という市民の声も聞かれます。
医療機関も同様で、海岸線を走る国道に沿った形で、大きな病院や個人のクリニックなどが点在。
ちなみに須川商店街では、地元の大男伝説にちなんで「みそ五郎まつり」を開催。
毎年、勇壮なみそ五郎パレードや、特産品である島原素麺の試食会や海産物の販売などが行われる為、大いに賑わいます。
加えて、グループホームや介護付有料老人ホームなど、シルバー世代のための施設も徐々に増えています。
グループホームは入居年齢の相談にも応じてくれますし、介護付き有料老人ホームには入居時の頭金が0円の所も。
美しい自然と歴史に彩られた南島原市で、充実したシニアライフを満喫してください。