温泉街とスキー場があるため、観光客の出入りが激しい村です

長野県の北東部に位置する、野沢温泉村。
西側で飯山市に、東側で同じ下高井郡に属する木島平村に挟まれています。
南側で隣接しているのは、下水内郡の栄村です。
村域の大部分が山林地帯で、人口の大半は飯山市につながる中西部に集中しています。
野沢温泉村では一部で、名物となっている野沢菜をはじめ農業が盛んに行われてきました。
もっとも昨今は、村の知名度は主に観光業に依存しています。
野沢温泉と野沢温泉スキー場が、観光業における二枚看板となっています。
野沢温泉は歴史がある温泉街です。
共同浴場やたくさんの宿泊施設が標高の高い一帯に集中しています。
共同浴場は現在、10軒以上が残っており、基本的に一般開放されているのが大きな特長。
ご入浴の際は、無料または安値でご利用できるため大人気を博してきました。
共同浴場のそばには足湯などが存在します。
野沢温泉は、高温のお湯が湧き出す麻釜があることでも有名。
このお湯は、温泉卵をつくったり野菜をゆでたりする目的で使われてきました。
名産品である野沢菜を洗う目的でも活用されています。
野沢温泉スキー場は、これらの温泉街とあまり離れていません。
スキー客のためのペンションなどは、温泉旅館など同じ一帯に立ち並んでいます。
このスキー場は日本国内では大きな規模を持つことで知られています。
敷かれているコースがとても多いため、初心者から名人までスキーを楽めます。
野沢温泉村は鉄道が開通している自治体ではありません。
ただし中心市街地から飯山市内のJR飯山線の駅までは、それほどの時間はかかりません。
路線バスについては、長電バスとのざわ温泉交通のサービスをご利用できます。
幹線道路に関しては、国道117号線や県道38号線・353号線などが乗り入れしやすい位置にあるため、おすすめです。
野沢温泉村の人口は、時代が昭和から平成に変わったころは横ばい気味でした。
約20年前から減少に転じています。
2023年の調査の際は、3,441人という計算結果が公開されています。
高齢化率に関しては同年に、36.4%というデータが公開されました。
野沢温泉村でこれから介護施設へのご入居をお考えになる場合は、特別養護老人ホームなどを中心にお探しいただくほうが失敗しないでしょう。
もちろん、隣接する飯山市内で、また近接する佐久市などの自治体内で運営されている施設にも、ひと通りチェック作業を試みていただくことが大切です。