今は少ないけれど、着々と住宅型有料老人ホームが増加中

三重県北部にあり、東西を滋賀県と伊勢湾に挟まれる形で位置する鈴鹿市。
000年以上昔から歴史にその名を残してきた土地です。戦後になると、工業都市として発展し、繊維産業や自動車工業を中心に、今も大量の工場や倉庫が稼動しています。
特に自動車産業では、「鈴鹿サーキット」がある場所として世界的に名前が知られています。
自動車やオートバイの運転やカーレースが好きな向きには、こたえられない魅力のあるエリアでしょう。
東側は伊勢湾に面していますが、西側には鈴鹿山脈がそびえ、自然の美しさも楽しめる土地です。
農地も豊富に残っており、少し歩いただけでも心が穏やかになるような風景を目にすることが可能です。
その一方で最近は開発がバランスよく進んでおり、以前と比べて買い物や移動に便利な場所が増えています。
三重交通に代表されるバス会社のサービスも使いやすいと評判です。
遠くに行きたい場合は、高速バスを何種類も利用できますし、JRの関西本線や近鉄の名古屋線などを使うという手もあります。
鈴鹿市の人口は過去半世紀を通して、かなり近いペースで伸び続けています。
その傾向は今もあまり変わっていません。
鈴鹿市の高齢化率は2023年の段階で25.7%です。
このデータは、全国平均の29.1%と比べると、けっこうな余裕が感じられます。ただし要介護認定者が増えている点、特に要支援1~要介護1程度の、比較的軽度の認定者が高いことが以前から報告されており、現状に即した対策を油断せずに行っていくことが大切でしょう。
現在の鈴鹿市では、高齢者の人口に見合った老人ホームや高齢者専用住宅がすでに用意されているとはいえませんが、年々増えつつあります。
特に、高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームに関しては、定員に余裕がある施設や比較的安値で入居できる施設が目立ちます。
月額使用料が10万円台で間に合う施設を見つけるためにあまり手間取ることはないでしょう。
もちろん、グループホームや特別養護老人ホームも、市内各地に点在します。
なるべく(最初の段階で)調べる範囲を広めにして探すほうが、きっと得をするでしょう。