温暖な気候が特徴的で、介護施設での過ごしやすさは抜群

松阪市は三重県中部にあり、西は奈良県、東は伊勢湾に面しています。
丁度三重県の腹帯のような立地ですが、気候は温暖で、松阪牛の産地として有名。
また、松阪牛の他にもお茶が名産で、お茶の色をした牛のキャラが市のマスコットキャラとなっています。
観光としては宝塚古墳などの遺跡や神社仏閣、桜などの花見スポットもありますので、シニア世代にも楽しいエリアです。
そして、松阪市は江戸時代から「伊勢商人」と呼ばれる商業者が多く活躍し、商業の街として栄えました。
今でも流通の要である交通アクセスが整っており、JR東海の「紀勢本線」や「名松線」、近鉄の「大阪線」や「名古屋線」などが通っています。
高速バスの種類も多く、東京方面、横浜、名古屋…とさまざまな場所へと行けるようになっています。
市内にも非常に多くの会社が路線バスを運行しており、エリアごとに「嬉野おおきんバス」や「飯南コミュニティバス」などコミュニティバスも走っています。
どのコミュニティバスも料金が安いため利用しやすく、市民の移動に一役買っているようです。
場所も良く、交通アクセスもある都市ですが、高齢者数は増えています。
2023年の調査結果によると、高齢化率の全国平均は29.1%でしたが、松坂市は30.4%でした。
全国平均を上回る高齢化率をふまえ、松阪市は介護倒れを起こさないためのサポートを充実させてきました。
在宅介護をフォローする福祉サービスや、介護認定されていない元気な高齢者が、介護を必要としない状態を維持できるよう、日常生活動作を訓練する「生きがい活動」という教室を開設。
介護予防に努めています。
さらに、介護が必要な方には介護施設を用意しており、その施設数も全国平均を上回っているのが特徴。
しかし、特別養護老人ホームなどは、希望者が多く入居が難しいのが現状です。
特養以外にも住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などの有料老人ホームがありますので、いろいろな施設を検討材料にしていただきたいです。
住宅型の介護施設は基本的に介護サービス代が別料金なのもありますが、入居時の費用が0円、月額利用料も13~21万円程度。
「高嶺の花で手が届かない」といった状況はありません。
しかも、住宅型でも施設によっては食事や入浴時の簡単な介助がサービス内に含まれていますので、見学時に詳しく聞いてみると良いと思います。
松阪市は食べ物も美味しく、高齢者の方がのんびりとしたシニアライフを送るにも程良い街です。
一度、施設に足を運んでみてはいかがでしょうか。