甘夏のような柑橘類をたくさんご賞味いただけます

熊本県の南部に位置する、芦北町。
南北を水俣市と八代市に挟まれています。
同じ葦北郡に属する津奈木町と南西部で、球磨郡の球磨村と東端で隣接しています。
町域の北西端は八代海に面した海岸線です。
山間部に位置する町で、農業がさかんな町です。
戦後は、柑橘類の栽培に適した気候や土壌に恵まれている町として有名になりました。
沿岸部では漁業が昔から続けられており、うたせ船を用いた独特の手法が見もの。
昨今は観光客の間でもよく認知されており、新たな町の名物となっています。
芦北町は、数世紀前まで肥後国の一部でした。
数々の豪族がしのぎを削った地域であり、かつては加藤清正が命じて建てさせたことで名高い、佐敷城の下で統治されていました。
江戸時代に入って間もなく城は廃されましたが、昭和後期に遺構が発掘されます。
20年近く前に跡地が公園として整備され、県から史跡の指定を受けました。
現在は、どんな方でもお気軽にご見学できる名所となっています。
芦北町の名所のひとつに、町営の星野富弘美術館があります。
事故で発生した障害を受け入れながら、随筆の執筆や絵画の制作を続けている星野氏の作品が大量に展示されています。
星野氏のために建造された文化施設は、全国を探しても2ヵ所だけ。
群馬県みどり市にある美術館とこの建物以外にありません。
町内でお散歩をゆっくりお楽しみになりたいときは、御立岬公園や芦北海浜総合公園などがおすすめ。
また、佐敷諏訪神社や田浦阿蘇神社などに足を向けていただくのもいい考えでしょう。
芦北町で鉄道をお使いになるには、JRの肥薩線か肥薩おれんじ鉄道線をお選びいただくとよいでしょう。
路線バスに関しては、九州産交バスのサービスをご利用できます。
幹線道路については、南九州自動車道のインターチェンジが町内に2ヵ所設置されています。
そのほか、国道3号線や219号線へのお乗り入れが可能です。
芦北町の人口は、半世紀くらい前から減少しています。
2023年に実施された調査を振り返ると、1万5,724人という結果でした。
高齢化率に関しては同年に、46.1%という結果になりました。
芦北町で介護施設へのご入居をご検討中の場合は、グループホームがいちばん見つかりやすい状況でしょう。
介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、介護療養型医療施設あたりにご入居できる機会もあります。
機能訓練や自立支援を重視している施設が多い点が、一貫した特徴でしょう。