江戸時代から明治時代にかけて、有能な武士団を輩出した都市です

鹿児島県の北端に位置する、出水市。
東西を阿久根市・伊佐市に挟まれているほか、南部で薩摩郡のさつま町と面しています。
薩摩川内市や熊本県の水俣市とも一部で接しています。
市内は東部から南部にかけて肥薩山脈が広がっており、人口が集中しているのは北西部にある八代海の沿岸地帯や出水平野の内部です。
出水市の歴史はとにかく長いです。
早くから文献に記述が残っていますし、旧跡なども簡単には数え切れないほどたくさんあります。
江戸時代に入ると薩摩藩の下で独特の文化を育みました。
この時代の名残は特に多く、市内各地でご覧いただけます。
出水麓武家屋敷群・野田郷武家屋敷通りなどはその典型でしょう。
どちらも、当時の武家屋敷の街並みを忠実に保存しているのが最大の特徴です。
出水麓については、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
現在もお住まいの方々が少なくありません。
NHKの大河ドラマの撮影場所に選ばれたことは、まだ記憶に新しいところです。
観光客のために牛車がときおり道を歩いています。
自然を満喫していただける名所もひとつやふたつではありません。
牧歌的な田園地帯は、冬になると大陸からツルの群れが飛来してくる場所です。
その数は優に10,000羽を超えると推定されています。
このため、越冬する姿を観察していただける施設がつくられています。
このほか、あじさいが大量に育てられている東雲の里あじさい峡や、菜の花やコスモスがたくさん咲き乱れる様子で名高い上場高原が有名です。
出水市で鉄道をお使いになるなら、JRの肥薩おれんじ鉄道線のご利用がおすすめ。
遠隔地へのご旅行をお考えでしたら、出水駅にて九州新幹線をご利用するとよいでしょう。
路線バスに関しては、南国交通のサービスをご利用できます。
幹線道路については、南九州西回り自動車道や北薩横断道路にお乗り入れできる中継地点が市内に設置されています。
出水市の人口は、20年ほど前から徐々に減少に転じました。
2023年の調査を振り返ると、5万2,191人という集計結果が出ていたことがわかります。
高齢化率については同年に34.0%というデータが公表されています。
出水市で今から介護施設へのご入居をお考えになる場合は、グループホームが非常に見つかりやすい状態です。
その次はおそらく特別養護老人ホームでしょう。
介護療養型医療施設や介護老人保健施設、サービス付き高齢者向け住宅のような施設へのご入居の機会もあるでしょう。