飛騨市の町並みは映画「君の名は。」のモデルとして有名

飛騨市は岐阜県の一番北にある都市。
北は富山県、南は高山市に接しており、北東側には北アルプスがそびえ、市はその大半を山林が占める自然の豊かな街です。
2000年頃までは3万人台をキープしていた人口も、年々減少し、2023年には2万2,527人まで減っています。
ちなみに、飛騨市の正式名は「飛『』市」ですが、一部のパソコンでは表示できない漢字なので、総務省から「騨」を代用してもよいと認められているのだそうです。
とても雪の多い地域としても知られ、神岡町と旧河合村、旧宮川村は特別豪雪地帯です。
古川町も豪雪地帯に指定されていますが、古川は白壁土蔵の街並みが有名で、飛騨市の観光に欠かせないスポットとなっています。
また、旧神岡鉄道の廃線路を利用した「レールマウンテンバイク」も人気。
温泉も市内各所にあり、良質のお湯が楽しめます。
そして何より、飛騨市を一躍有名にしたのが2016年に公開された映画「君の名は。
」です。
この映画に出てくる街並みは、実は飛騨市の街並みをモデルとている為、その風景を見たいという観光客が大勢訪れています。
お祭りも比較的多い街で、毎年1月には明治時代から続く縁結び参り「三寺まいり」を実施。
4月には、国の重要無形文化財にも指定されている「古川祭」が行われます。
古川祭の中で、気多若宮神社で行われる「時代絵巻」や、起し太鼓、屋台行事などは2016年にユネスコの無形文化遺産にも登録されました。
市内にはJR高山本線が走っており、観光の足としても活躍中です。
また、濃飛バスも市内各所を網羅しているほか、飛騨市と高山市、下呂市、中津川市、長野県松本市といった主要都市を結んでいます。
飛騨高山および飛騨古川から新宿までむかう高速バスも運行されているので便利です。
また、飛騨市には国道41号・360号・471号等が走行。
41号沿いには「道の駅アルプス飛騨古川」が、471号線沿いには「道の駅スカイドーム神岡」が、県道90号線沿いには「道の駅飛騨古川いぶし」があり、それぞれの道の駅で農産物などが販売されています。
特に「飛騨古川いぶし」では、美肌効果があるとされる地下水「いぶし銀命水」の無料配布を実施。
医療機関としては、総合病院「飛騨市民病院」が国道41号沿いにあります。
そして、まだ数こそ少ないですが、飛騨市内にもサービス付き高齢者住宅、住宅型有料老人ホームなどが出来ています。
居室にはトイレやナースコール完備なので、「快適に過ごせる」と好評です。