越前和紙や越前漆器のような独自の文化を残す都市

福井県のほぼ中央部分に位置する、越前市。
北側で鯖江市と丹生郡の越前町と、南側で南条郡の南越前町と隣接しています。
東側で接しているのは今立郡に属する池田町です。
なお福井市とも部分的に接しています。
2005年に、旧武生市と今立郡に属していた旧今立町が合併して誕生しました。
市街地は主に、市内中央部分に南北に延びる平地を中心に形成されてきました。
市内の東西はどちらも山地に連なっており、緑が色濃く残る地帯が続いています。
越前市は旧跡がふんだんに見つかる都市です。
中心市街地に残されている蔵の辻は、今世紀に入ったばかりのころに都市景観大賞を受賞しました。
越前の里・味真野苑は、国から重要文化財の指定を受けた建物を含んでおり、越前市にお住まいになるならぜひ一度足を伸ばしていただきたい名所です。
寺社仏閣もたくさんあります。
大滝神社は、本殿・拝殿が国から重要文化財の指定を受けています。
大塩八幡宮も国や県、また市が認定する文化財を豊富に安置している名所です。
御誕生寺は、猫寺という通称で親しまれてきました。
たくさんの猫を保護していることで有名な寺で、通常の座禅や参拝のほかに猫を目的とする訪問者が絶えません。
規模の大きな公園に、紫式部公園や武生中央公園があります。
紫式部公園は、源氏物語ゆかりの公園で寝殿造りの建物や紫支部の像などが見ものです。
武生中央公園は、運動施設や文化施設が園内にたくさん設置されているため、多目的でご利用できます。
越前市で鉄道をお使いになるときは、JRの北陸本線や福井鉄道の福武線をご利用可能です。
路線バスについては、福井鉄道のサービスや市営のコミュニティバスにご乗車できます。
幹線道路に関しては、北陸自動車道にお乗り入れできるインターチェンジが市内に1ヵ所設置されています。
そのほか、国道8号線・365号線・417号線あたりが便利です。
越前市の人口は、昭和後期から平成初期にかけて一貫して成長を続けていました。
ピークに達したのは今世紀に入って間もなくのこと。
その後は減少に転じており、2023年の時点で8万726人というデータが報告されています。
高齢化率に関しては同年に29.5%というデータが確認されています。
現在の越前市内で介護施設をお探しの場合は、グループ・特別養護老人ホームが見つかりやすいです。
そのほか、介護老人保健施設・介護療養型医療施設・ケアハウスなどが市内各地に点在しています。