街並みの保存やなどを通して観光業の振興に成功しています

愛媛県のほぼ中央部分に位置する、内子町。
西側から南側にかけて、大洲市に囲まれています。
北端で隣接しているのは、伊予市と伊予郡の砥部町。
東側では、上浮穴郡に属する久万高原町と隣り合っています。
そのほか、西予市とも部分的に接しています。
全体的に山林や高地が多い町です。
集落や農地が川の流域などを中心に点在している点が、大きな特徴でしょう。
和紙と木蝋の生産で名高かった町で、江戸時代末期から明治時代にかけて木蝋の需要が高騰した時期は、町の財政は非常に潤いました。
当時は町全体が繁栄をきわめていたことが、数々の史料から明らかになっています。
八日市道路の周りに残る当時の街並みは、重要伝統的建造物群保存地区として厳重に管理されています。
この中に建てられている内子座は、大正時代に建造された歌舞伎劇場です。
2015年に、国から重要文化財の指定を受けました。
現在でも整備は行き届いており、歌舞伎の上演の日は快適な環境でご鑑賞いただけます。
また歌舞伎だけではなく、さまざまな催事の会場として利用されています。
小田深山は、管行川の上流に向かっていただくと見えてくる、山々に囲まれた渓谷です。
スキー場が設置されているほか、秋の紅葉の名所としてよく知られています。
国有林に囲まれている地域としても有名で、以前は林業がさかんに実施されていました。
内子町で列車を用いたお出かけの計画をお立てになるなら、JRの内子線か予讃線のいずれかをお選びになるとよいでしょう。
路線バスに関しては、伊予鉄道グループのサービスのほか町営のコミュニティバスのご利用が可能です。
高速バスについては伊予鉄道のほか、西東京バスや阪急バス、JRバスグループや名鉄バスなど各地域の事業者が参画しています。
幹線道路については、松山自動車道にお乗り入れできる中継地点が2ヵ所設置されています。
それから、国道56号線や379号線などにお乗り入れいただくことが可能です。
内子町の人口は、半世紀くらい前から減少傾向が続いてきました。
2023年度の調査内容を振り返ると1万5,406人という計算結果になったことが判明します。
高齢化率に関しては同年に41.1%という記録が確認されています。
現在の内子町で介護施設へのご入居をご希望の場合は、介護老人保健施設・グループホーム・特別養護老人ホームなどが見つかりやすい状態です。
民間の施設であれば、サービス付き高齢者向け住宅へのご入居の機会もじゅうぶんにあるでしょう。