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第137回

お金さえあれば時間も回数も無制限!?自費リハビリの知っておきたいメリット・デメリットを解説

最終更新日時 2023/03/27
#介護予防 #介護保険サービス #高齢者の健康 #介護にかかるお金
目 次

近年、少しずつ増えている自費リハビリというサービスをご存知でしょうか。自費リハビリと言っても、通うリハビリや訪問のリハビリなどタイプはさまざまです。

今回は、訪問型自費リハビリサービスの基本からメリット・デメリットなどまでわかりやすく解説していきます。

自費リハビリという選択肢もあるということを学んでいただき、自身や家族が活用した方が良いと感じた場合は活用を検討していただければと思います。

公的な訪問リハビリと自費の訪問リハビリの違い

公的な訪問リハビリは原則、介護保険と医療保険のサービスを受けます。それぞれの提供施設とサービス名称は以下の通りです。

公的リハビリの種類
  介護保険
訪問リハビリ 訪問看護によるリハビリ
提供施設 病院・診療所
介護老人保健施設
介護医療院
訪問看護ステーション
名称 訪問リハビリテーション 訪問看護Ⅰ5
  医療保険
訪問リハビリ 訪問看護によるリハビリ
提供施設 病院・診療所 訪問看護ステーション
名称 在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料 訪問看護基本療養費

一方、保険を使わないサービスは自費リハビリと呼ばれることがあります。

厳密にいうと、医療機関が実施するリハビリには、公的保険によるものと公的保険外によるものがあります。さらに、医療機関以外の民間事業者が医療行為ではないサービスを「自費リハビリ」と称して提供しています。

言葉が少しややこしいので、自費リバビリのことを日本医師会は「自称リハ」と呼んでいることもあります。

この記事では、医療機関以外の民間事業者が提供する医療行為ではないサービスを「自費リハビリ」として紹介します。

参考:令和元年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業(公的保険外・医療周辺サービス実態調査)調査報告書

自費リハビリはどんな状態の方が活用すると良い?

自費リハビリの活用をおすすめしたい方は以下の条件に当てはまる方です。

  • 金銭的に余裕がある人
  • 回数制限なくリハビリを受けたい人
  • とにかく優秀な人を選んでリハビリを受けたい人
  • 保険適用ではない人

自費リハビリは正直お金がかかるので、保険でのリハビリでは満足できない方が受けていることが多いです。

もちろん保険でのリハビリと併用も可能ですので、保険でのリハビリを受けたうえで検討することをおすすめします。

訪問型自費リハビリのメリット・デメリット

訪問型自費リハビリにはメリットとデメリットがありますのでそれぞれ紹介します。

訪問型自費リハビリのメリット

回数制限なくリハビリを受けられる

保険適用の場合、原則週に120分という決まりがあり、それ以上提供することができません。しかし、自費リハビリには制度がないため、回数制限なく好きなだけリハビリを受けられることがメリットです。

セラピストを選べる

保公的保険では事業所を選ぶことができますが、原則セラピストを指名することはできません。しかし、自費リハビリの場合はセラピストを選ぶことができる場合が多いです。中にはとても技術が高いセラピストもいますので、指名してリハビリを受けられるというメリットもあります。

訪問型自費リハビリのデメリット

保険が効かないため、自己負担の料金が高い

自費のリハビリは保険が効かないためとても高い料金を支払うことになります。

介護保険のリハビリは自己負担額が1~3割ですので、1時間で9,000円であれば、多くの場合は1割負担の900円程度となります。

一方、自費リハビリの場合は提供機関によって料金設定がさまざまあり、1時間で8,000円程度の自己負担のところが多いです。中には1時間で数万円という料金がかかったり、セラピストによって料金が異なったりすることもあります。

医師の指示なく提供している場合もある

保険で実施されるリハビリは医師の指示に基づいて行うため保険で行えています。

しかし、自費リハビリの場合は医師の指示は不要です。そのため医師の指示なくリハビリを提供している場合もあり、リスク管理などが甘い場合もあります。もちろん自費リハビリでも医師の指示に基づいているところもあります。

セラピストの能力の幅が広い

自費リハビリの場合は保険でのリハビリ以上にセラピストの能力の幅が広いです。

これはデメリットでもあり、メリットでもあります。

とても優秀で技術が高いセラピストであれば自費リハビリで高い料金を支払っても、サービスへの満足度が高く、継続できるということもあります。一方で、セラピストの能力によっては不満を抱かれることもあるでしょう。

自費リハビリを提供している機関が少ない
自費リハビリは自己負担が高いという特徴がありますので、比較的給料水準が高い都市部に多い傾向があります。地方などでは自費リハビリを提供している機関が少なく、頼みたいけど頼めないということもあります。
画像提供:adobe stock

今回は訪問型自費リハビリについて解説しましたが、訪問型だけでなく通う形の自費リハビリもあります。他の地域に住んでいて、ときどき通って自費リハビリを受けにいくという方法もありますので、気になった方はいろいろと調べてみると良いでしょう。

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阿部 洋輔
有限会社リハビリの風 施設部門管理責任者
2020/02/27

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