紀州漆器が製造されてきたことで名高い、工芸の街です

和歌山県の北西部に位置する、海南市。
北側を和歌山市に、南側を有田郡有田川町に挟まれています。
そのほか、有田市・紀の川市・海草郡紀美野町と隣接しています。
市の西端は和歌山湾に面した海岸線です。
市内の大半の土地が、緑に包まれた丘陵地と山間部です。
市街地などは市内東部の細長く延びているほか、沿岸地域に集中しています。
ご高齢の方にとっては、冬場でも厳しく冷え込む日が少ないという利点がある地域でしょう。
海南市は太古の昔から工芸がさかんな地域でした。
漆器の生産は今も脈々と受け継がれています。
工芸品の生産が実際に行われていた往年の街並みが残されており、一度足を運んでいただく価値があります。
この一角にある温故伝承館では、伝統的な日本酒をお試しいただくことが可能です。
紀美野町や有田川町との境界線の上に広がる生石高原県立自然公園は、美しい眺望や貴重な植物の観察をお楽しみいただける名所です。
敷地内にある亀池は、ため池百選に選出されたほど景観が素晴らしい池。
また、桜がかなり植えられており、花見の時期は美しさがいっそう引き立ちます。
市内でそのほかの景勝地を探すなら、戦前に建造された琴ノ浦温山荘園がおすすめです。
庭園は国から名勝の指定を受けていますし、重要文化財建造物がたくさん立ち並んでいる点が見どころです。
海南市は寺社仏閣がたくさん建てられてきた地域でした。
紀州徳川家の菩提寺という役割を務めてきた長保寺や、臨済宗の開祖として名高い明菴栄西の手で創建された善福院、熊野九十九王子社に数えられている藤白神社・春日神社などがそのよい例でしょう。
海南市は、JRの紀勢本線にご乗車できる都市。
現在は駅が5ヶ所存在します。
路線バスについては、和歌山バス・有田鉄道バス・大十バスに加えて市営のコミュニティバスをご利用可能です。
高速道路に関しては、阪和自動車道にお乗り入れできるインターチェンジが3ヶ所設置されています。
海南市の人口は、数十年前から下降線をたどってきました。
2023年の集計では4万7,910人という結果が残されています。
同年の高齢化率は、37.3%というデータが発表されています。
海南市内で今から介護施設へのご入居をお考えになる場合は、さまざまな種類を見学できる機会があるでしょう。
特別養護老人ホーム・グループホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設といった公的な施設や、サービス付き高齢者向け住宅・高齢者住宅のような民間の施設の中からお選びいただけます。