宿場町である石部宿を中心ににぎわった都市です

滋賀県南部に位置する、湖南市。
野洲市と甲賀市に南北を挟まれており、また栗東市と蒲生郡竜王町と隣接しています。
近年は町おこしがさかんで、飼い猫を市長や市議に見立てた独特の取り組みが注目を集めるようになりました。
市の北部と南部はどちらも岩根山や阿星山を中心とした山間部に含まれています。
そのため市の中心市街地は、野洲川の沿岸に発展してきました。
昭和に入ると、交通の便がよい地区の周囲にどんどん工業団地がつくられて、日本経済の躍進に貢献したものでした。
江戸時代は、東海道の51番目の宿場町である石部宿があった地域です。
30年以上前に設置された石部宿場の里・東海道石部宿歴史民俗資料館に足を運んでいただくと、その栄華の様子をたっぷりとご覧いただけます。
湖南市にはたくさんの観光名所がありますが、ひと際目立つのは湖南三山でしょう。
国宝の指定を受けた天台宗の寺院が3ヵ所あります。
善水寺と長寿寺は本堂が国宝に選ばれており、常楽寺は本堂と三重塔が国宝に選ばれています。
いずれも1000年を優に超える長大な歴史を持つ建築物です。
このほか、森林浴の森100選に選出された臥龍の森や、国の重要文化財を保管している白山神社や吉御子神社が市を代表する観光資源でしょう。
毎年11月になると、石部宿を記念した宿場まつりが開催されます。
また4月にはさくら祭りが、8月には湖南市夏まつりが開催されます。
湖南市内で列車にお乗りになる場合は、JRの草津線をご利用可能です。
路線バスについては、滋賀交通が運行する路線を数系統ご利用いただけます。
その中には、市営のコミュニティバスも混ざっています。
道路事情については、名神高速道路や国道1号線が非常に通行量の多い車道です。
高速道路に関しては、パーキングエリアが1ヵ所設置されています。
湖南市の人口は、日本の経済成長が目覚ましかった時代に飛躍的に伸びました。
2005年の調査では、35年前の3倍近い結果が発表されたほど。
その後は横ばい気味になっており、2023年の時点で54,601人というデータが発表されました。
同年の高齢化率は、25.6%。
これは全国平均値と比べてまだ相当に低い数字です。
湖南市で今から介護施設へのご入居をご計画する場合は、グループホーム・特別養護老人ホームなどが見つかりやすい状態。
また介護老人保健施設や介護療養型医療施設も発見可能です。
民営の施設では、サービス付き高齢者向け住宅・ケアハウスあたりへのご入居の機会があるでしょう。