10万円台前半で入居可能な老人ホームも多々

四万十市は、四国の南西にある高知県の中でも南西部。
2005年、中村市と幡多郡西土佐村の合併により誕生した都市です。
市の中心に有名な四万十川が流れ、川沿いにはキャンプ場や自然公園などもあります。
四万十川周遊バスも出ており、美しい川とその景観が楽しめるので人気です。
また、桜や紫陽花、ツツジに紅葉と四季折々の花々が楽しめるエリアも。
市内の介護施設のお出かけイベントでも花見を味わうようです。
交通アクセスとしては、四万十市から北東に位置する南国市にある「高知龍馬空港が一番近い空港です。
また、高知西南交通・小田急シティバス・近鉄バスなどが高速バス「しまんとエクスプレス」「しまんとブルーライナー」を運行しており、東京方面や神戸、大阪方面と四万十市を繋いでいます。
そのため、毎年全国から四万十市へ観光客が訪れているのです。
旧中村市エリアには「中村まちバス」と言うデマンドバスに乗れます。
このバスは珍しい電話予約制バスで、電話すると最寄りのバス停までバスが向かえに来てくれるシステム。
そのため自家用車に乗らない高齢者も気軽に買物や病院に行けるようになりました。
自然の美しい街で、比較的交通アクセスも整っているのですが、高齢化率は深刻です。
2011年の四万十市の高齢化率は29.1%でした。
2023年には人口3万2,460人、高齢化率37.0%と12年の間に高齢化率は約8%も増加していることが分かりました。
「3人に1人は高齢者」と言う状況に、何らかの対策を練る必要がある都市とも言えるでしょう。
このような現状の中、四万十市はシニア世代が何歳になっても健康で、安心して生活できる街を目指して「四万十市健康・福祉地域推進事業」を展開。
具体的には健康診断や健康づくり学習会の実施、筋力アップ運動や介護予防教室、そして交流会などを行うことで、高齢者の介護予防とコミュニケーションの場を提供しています。
興味が湧いた方は本庁の保健介護課「長寿介護係」か西土佐総合支所の保健課「保健係」に問い合わせてみると良いでしょう。
四万十市にはグループホームなどの介護施設も各エリアにあります。
市内の介護施設の魅力は、何と言っても料金の安さ。
サービス付き高齢者住宅でも入居時の費用0円月額利用料が12万円程度のプランも。
グループホームのような地域密着型介護施設以外は、全国からの入居に対応している施設が多く、東京や大阪エリアで「介護施設が高くては入れない」という方々に、是非おすすめしたいです。
サービス付き高齢者住宅なら外出も可能ですから、四万十市が実施しているサービスを利用し、高齢者交流会などに出かけるにも楽しいと思います。