山間部で静かな暮らしに興じたい向きにおすすめ

侍浜駅は山間部の狭間に位置する駅です。現在では、周囲の人口密度は極めて低いものとなっています。建物の数も同様に非常に少数です。ただし完全に陸の孤島と化しているわけではありません。車道を通って外部との接触は緊密に行われています。
侍浜駅を起点として近くを走る幹線道路を探すと、県道149号線と153号線が必ず目にとまります。少しでも離れた場所に出かけるときは、これらの車道を使って無駄のないルートを考え出すことがおそらく必須となるでしょう。
侍浜駅はJRの八戸線に所属する駅です。管内では終着駅である久慈駅と2区間離れた位置に所在しています。久慈駅で降りると、三陸鉄道の北リアス線への乗り継ぎが可能となります。この久慈駅を除外すると、乗り換えのチャンスが生まれる駅は発着駅である八戸駅だけになります。八戸駅までは50キロ以上離れていますが、この駅までたどり着けば青い森鉄道線およびJRの東北新幹線への乗り換えが実現します。
侍浜駅がある場所は、岩手県内でも特に人口が減っている場所です。過疎化が進んでいる地域にこそ、少子高齢化および介護サービスの需要が顕著だという傾向はあるものの、介護施設の探索が一筋縄にはいかないことは否定できません。駅から簡単にアクセスできる範囲で施設を見つけるのは無理がありますから、駅から少なくとも5キロ以上離れたあたりを、最初のうちから主なターゲットとしてチェックの対象にすることが大事です。
なるべく侍浜駅から遠ざかりたくないなら、6~8キロくらいの距離で探すことがポイントになるでしょう。ただし、20キロ以上離れた施設にも、1回くらいは目を向けるようにしたほうが賢明ですが。
民間の施設の種類については、グループホームおよびサービス付き高齢者向け住宅が、この地域での中心的な存在となっています。料金体系に関しては、地域性が反映されますから安いところがほとんどです。入居一時金を支払わなくてよいところがたくさんあります。