美濃市は美濃和紙が有名。風情ある町並みは観光地としても人気

美濃市は岐阜県中央部の都市。
中濃地方の街で、市名の由来でもある「美濃和紙」が有名です。
交通の便も比較的良いため、観光客も多く訪れる街です。
1889年上有知村が町制を施行して「上有知町」に。
1911年「上有知町」から「美濃町」と改名しました。
1954年武儀郡美濃、下牧村、大矢田村等の1町6村が合併して美濃市が発足し、現在に至ります。
人口は1955年3万1,178人がピークで、その後は緩やかに減少。
1960年からは3万人を割っています。
それでも1990年頃までは2万6,000人をキープしていましたが、徐々に減り、2023年の調査では1万9,494人となっています。
県内の都市の中では一番人口が少ない街です。
交通機関としては、長良川鉄道の「越美南線」が美濃市駅や湯の洞温泉口駅、梅山駅、洲原駅から利用可能。
岐阜バス、美濃市のコミュニティバス「わっちも乗ろCar」、のり愛くんといったバスも運行中です。
東海北陸自動車道は美濃IC(インターチェンジ)から利用可能ですし、国道156号、岐阜県道59号・80号・81号等の一般道も整備されています。
古い町並みは情緒的で、保存地区には国の重要文化財である「小坂家住宅」や国の登録有形文化財「美濃和紙あかりアート館」などがあり、見物客に人気です。
さらには、美濃市には「飛騨・美濃さくら三十三選」にも選ばれた小倉公園(小倉山城跡)や、国の重要文化財「美濃橋」、美濃和紙の里会館、片知渓谷、上有知湊といった観光スポットや、国の重要文化財を有する「大矢田神社」、瀧神社、金峰神社、教泉寺等の神社仏閣が多数。
特に大矢田神社は岐阜県の無形民俗文化財である「大矢田ひんここまつり」が開催されますし、「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選定された「大矢田もみじ谷」では素晴らしい紅葉が見られます。
町内には大型ショッピングセンターやホームセンター、スーパー等の商業施設が比較的多いですし、地域ふれあいセンター、美濃市図書館、障害者支援施設「岐阜県立陽光園」、美濃市体育館、美濃市文化会館といったさまざまなスポットや、美濃市立美濃病院等の医療機関や美濃市斎場もあります。
近年、介護が必要な方が安心して暮らせるグループホーム等のシニア向けの施設も誕生。
グループホームは入居時の頭金および月額利用料が共に10万円前後。
認知症の方が健やかに暮らせるように、口腔ケアなどの介護サポートを毎日実施しています。