史跡が文化財が多く、高齢者の安らかな日々が約束された街

岐阜県と愛知県の境に位置する各務原市。
市の目立つイメージは「自衛隊の基地がある場所」といったものですが、工業都市として発展してきた一面もあります。
もともとは宿場町が置かれていた場所のひとつで、歴史のある町でもあるのです。
木曽川や新境川の周辺には、自然の美しさにふれられる場所が数多くあるほか、史跡や重要文化財もたくさん保存されています。
各務原市は、「公園都市」を目標に掲げてきた実績があり、住民になると緑豊かな公園をたっぷり散歩できるというメリットもあります。
名古屋方面と岐阜県中央部の中継地点というポジションの都市ですから、交通インフラも問題なく発達しています。
名古屋本線や犬山線、小牧線といった路線は、毎日おおぜいの乗客に利用されています。
バスについても、岐阜バスや名鉄バスなど、ふたつのエリアにまたがった路線を使えるという利点があります。
各務原市の人口は、ベッドタウンとしての需要が特に高騰した1970~80年代は、急激な成長を示しました。
その後は、ペースが落ちたものの現在まで伸び続けていることは変わっていません。
高齢化率は、2009年に初めて20%台に乗りました。
岐阜県全体の数値と比べればまだ深刻ではないですが、増加が止まる見込みがないことはよそと変わりません。
少子化率は2010年に14.8%でした。
こちらも低下が少しずつ進行しています。
市内の要介護認定者は5000名を超えており、介護政策は各務原市においても高い需要を示しています。
アンケートを実施すると、自宅での介護を望む意見が多いものの、そのかたわら「家族だけではじゅうぶんに介護できない」「24時間体制の介護が自宅では難しい」といった理由から施設での介護を求める意見が増えています。
現在の各務原市では、特別養護老人ホームや老人保健施設のような施設への入居を希望する声が多いものの、足りているとはいえません。
グループホームなどはかなり増えてきましたが。
各種有料老人ホームや高齢者専用住宅のような施設もまだじゅうぶんではありませんが、安くて入りやすい施設は探せばきっと見つかります。
月額の負担が10万円台前半での入居が可能なタイプも以前より増えました。
なるべく施設を探す範囲を広く設定すると、いい施設にめぐり会える可能性は高くなるでしょう。