西牟婁郡すさみ町は海や山林が美しい町。魚も美味しい

西牟婁郡すさみ町は、和歌山県の町。
町の90%以上が山林という自然豊かな町で、平地は少ないです。
西牟婁郡の白浜町、東牟婁郡の古座川町・串本町と隣接しています。
すさみ町の海岸は「枯木灘」として有名で、「熊野枯木灘海岸県立自然公園」に指定されています。
黒潮の影響で気候は温暖。
年間の平均気温は概ね摂氏17度です。
人口は1970年8,222人、1980年7,299人、1990年6,309人、2000年5,952人、2010年4,730人、2015年4,127人、2023年には3,659人と年々減少しています。
しかし、昔から人々が暮らしていた重要な場所で、6世紀ごろから熊野地域の中心地でした。
1657年に「口熊野奉行所」が設置されて以来、熊野の歴史の中心的な役割も担っていたエリアです。
近代に入って、1955年に大都河村・ 周参見町・佐本村が合併して「すさみ町」が誕生。
1959年には江住村を編入し、現在の町域になりました。1976年から大阪府の「寝屋川市」と姉妹都市になっています。
交通アクセスとしては、JR西日本の「紀勢本線」が走行。
江住駅、 周参見駅、見老津駅から利用できます。
江住駅と見老津駅は特急が止まらず、普通列車も2時間に1本程しか止まりませんが、 周参見駅には特急も含めた全列車が止まるので便利です。
路線バスは周参見駅を中心に、すさみ交通のバスが走っています。
車道としては、高速自動車国道である「勢自動車道」が通っており、すさみICとすさみ南ICから乗降可能。
一般道も国道42号や和歌山県道36号・38号・222号等が整備されています。
西牟婁郡すさみ町は紀伊半島の南エリアにあり、太平洋に面しています。
「ケンケン船」やカツオ漁が有名。
995年の調査によると、漁業・農業・林業などの第一次産業就業率が20%を超えています。
実際、ブリやカツオが良く獲れますし、昔程ではないものの、ヒノキやスギといった林業も盛んです。
観光業も西牟婁郡すさみ町の大事な収入源で、熊野古道の大辺路や「すさみ八景」、暖地性植物の群落のある「江須崎」、神田城跡、周参見城跡、雫ノ滝、一番深い場所にある郵便ポストである「海底ポスト」、すさみ町立エビとカニの水族館、イノブタをメインキャラとしたイノブータン王国など、見所や娯楽スポットが多数。
町内には金融機関の支店や郵便局、小中高等学校といった生活に密着した施設も多いですし、サービス付き高齢者向け住宅などのシニア用の住まいも増えています。
ちなみにサービス付き高齢者向け住宅は入居時の頭金・月額利用料共に15万円以下。
高台にあって太平洋が一望できる施設などもあるのでオススメです。