板野郡上板町は阿波和三盆糖の産地。自然も豊か

板野郡上板町は徳島県の北東エリアの町で、吉野川市や阿波市、板野郡の板野町・藍住町、香川県東かがわ市等と隣接。
北は阿讃山脈が連なり、南に吉野川が流れ、川の対岸は名西郡の石井町です。
人口は1970年1万1,234人、1980年1万2,074人、1990年1万2,546人、2000年1万2,952人、2010年1万2,727人、2023年には1万1,747人となっています。
現在はやや減少傾向ですが、人口は概ね安定しています。
1955年板野郡松島町・大山村・名西郡高志村が合併して「上板町」が成立。
阿讃山脈からは泉谷川や宮川内谷川、大山谷川が流れ、谷では昔から人々が暮らしていました。
江戸時代から「阿波和三盆糖」も作られていますし、藍染めの原料である「藍すくも」の産地でもあります。
どちらも上板町の特産品です。
吉野川は、牧草地や農地の水源となっています。
平野部を中心に稲作やレタス、菊、レタス、イチゴ等を栽培しており、山間部は桃などの果樹栽培が盛んです。
また、徳島県でも有数の酪農地帯でもあります。
交通アクセスとしては、1972年までは国鉄鍛冶屋原線が通っていましたが、現在は廃止されています。
現在の主な交通手段はバスと車で、バスは徳島バスが運行中。
徳島自動車道 は上板サービスエリアから利用可能ですし、徳島県道12号・14号・15号等の一般道も整備されています。
観光スポットとしては、黒岩展望台のある大山や、四国八十八箇所第六番礼所「安楽寺」、大山寺力餅大会が開催される大山寺、国の天然記念物である乳保神社のイチョウ、国の重要文化財「戸田家住宅」、松島千本桜、町文化財「七条城」などがあります。
安楽寺は大師堂前から湧き出ている宿坊の温泉、ラジウム鉱泉入りの薬湯で有名。
乳保神社のイチョウは樹齢800年から1000年と推定されており、徳島県内でも一番長寿のイチョウとされています。
また、上板町役場の近くには温水プールやふれあい広場等を有する「上板町ファミリースポーツ公園」もありますし、町内には大型ショッピングセンターやドラッグストア等の商業施設も出来ました。
さらには、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームといったシニア向けの住まいも増えています。
サービス付き高齢者向け住宅は入居時の頭金0円、月額利用料10万円前後。
完全個室で、居室にはトイレや洗面台完備。
お花見や夏祭りなどに出かけられる企画も豊富。
個人的にちょっと外出…といったことも自由なので「気楽に過ごせる」と好評です。
部屋も広めで、中には一般のワンルームマンションと変わらない広さの部屋もあるのでおすすめです。