奥美濃の小京都。毎年夏の、郡上おどりは見ものです

岐阜県の中央部分に広がる、郡上市。
南側を関市・美濃市に、北側を高山市に挟まれています。
東側で隣接しているのは下呂市。
西側に延びる福井県との境界線を挟んで向かい合っているのは、大野市です。
2004年に、旧郡上郡に属する7町村を束ねる形で誕生した新しい都市です。
郡上市は飛騨高地の南部に位置しており、山地と丘陵地で市域全体が占められています。
銚子ヶ峰・大日ヶ岳・野伏ヶ岳・鷲ヶ岳などかなりの高山がみられるのが特徴的。
登山客やスキー目当ての観光客をこれまでに大量に集めてきました。
郡上市では史跡も少なくありません。
その中心的存在と呼べるのが、郡上八幡城でしょう。
昭和初期に、跡地に天守閣が再現されました。
城址に足を運んでいただくと、美しい街並みをご堪能できます。
この城下町はかつて、奥美濃の小京都と呼ばれておおいに称えられたものでした。
郡上市の観光の目玉のひとつは、毎年夏になると毎晩のように繰り広げられる郡上おどりです。
これは江戸時代から連綿と受け継がれてきたこの地方伝来の盆踊りです。
およそ20年前に、重要無形民俗文化財の認定を受けました。
開催中は、通算で30万人もの膨大な見物客を動員します。
また、旧白鳥町地区では、白鳥おどりという盆踊りが開催されます。
これまた江戸時代から続く盆踊りです。
夏休みの時期に連夜開催されるという点も共通していますが、郡上おどりと比べて演目に違いがあります。
郡上市で鉄道のご利用をお求めになるときは、長良川鉄道の越美南線をお使いになるとよいでしょう。
路線バスに関しては、岐阜バス・白鳥交通・八幡バスのサービスがご利用可能です。
公営のコミュニティバスの運行もさかんです。
幹線道路については、東海北陸自動車道にお乗り入れできる中継地点がたくさんあって便利。
また、油坂峠道路にお乗り入れできるインターチェンジが1ヶ所設置されています。
郡上市の人口は、数十年前から減少傾向が続いています。
2023年の集計の際は、3万9,115人という計算結果が出ました。
同年の高齢化率は、37.2%に達しています。
郡上市で今から介護施設にお住まいになりたいなら、特別養護老人ホーム・グループホーム・介護老人保健施設などが見つかりやすい状態です。
民間の施設では、住宅型有料老人ホームが目立った存在になりつつあります。
医療相談に関しては、郡上市民病院や鷲見病院などがおすすめ。
また県北西部地域医療センターの診療所が各地に点在しています。