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第58回

介護書類の保管方法を徹底解説!3つのポイントで在宅介護の書類ストレスを減らそう

最終更新日時 2018/11/09
#介護保険サービス
一般的な収納のポイントは、ムダな動きを減らすようになるべく歩数を減らすようにします。そうすることで、書類を準備するする時間などが省けます。ですが、体への負担を減らすためには、あえて書類収納の場所を歩いて取りにいくように配置するなど、歩くきっかけが多くなるように作業環境を整えるのも1つの方法です。必要な書類のみ、またはファイルボックスごと持ち歩き、仕事や用事がすんだら戻すようにしましょう。

こんにちは。REASON代表で、理学療法士でもあり、医療・介護ライターの中川恵子です。「介護の教科書」の連載では、介護をラクに、そして楽しくなるようなアドバイスをしたいと思っております。

介護サービスを受けると、契約書、領収書などの書類がどんどん増えていきます。日々忙しいなかで、書類を探す時間は非常にもったいないですし、ストレスにもなってしまいますよね。

そこで今回の教科書では、体への負担を減らし、介護がラクになる「書類収納の3つのポイント」を紹介したいと思います。

書類収納の3つのポイント

デスクの上の書類は立てて収納

まずは、デスク上のスペースを有効活用するために、書類は立てて収納していきましょう。デスクの上にたくさんの書類を積んでいると、必要な書類がどこにあるのか分からなってしまいます。

書類の収納用品としては、左の写真の中の横型ファイルボックスは棚など、縦型ファイルボックスはデスク上など、収納する場所に応じて上手に使うと省スペースで書類を収納できます。

右の写真のようなクリアファイルとラベルを用意して、書類を分けて分類して立てて収納しましょう。

在宅介護サービスを利用すると、いろいろな人が家に出入りします。

たとえば、一人暮らしの方が、訪問介護を毎日利用する場合、毎日同じ人が担当になるわけではありません。複数の人が順番で担当します。ときには、担当の人がお休みするので代理の方がいらっしゃいます。

さらに、医師、ケアマネージャー、看護師、理学療法士、作業療法士など本当にたくさんの人が出入りします。そこで、家族やサービスの担当者間での情報の共有のために、ノートに訪問時の記録を書いて申し送りをします。

申し送りノートを収納するのであれば、左の写真のように「申し送りノート」と誰が見ても分かりやすいように、ファイルボックスにラベリングをしましょう。

ファイルボックスに立てて収納するクリアファイルには、右の写真のように細かい項目のラベリングをしましょう。そうすることで、中に何が入っているのか「誰が見ても分かりやすい」ようになります。

そして、分かりやすいということは、お手伝いがしやすいということです。介護保険サービス(居宅サービスや介護予防サービスなど)の利用料は、医療費控除の対象となります。その対象となる利用料の領収書などがクリアファイルにまとまって収納されていれば、年末の確定申告の準備も楽になりますね。

よく使っている書類は取り出しやすい位置に収納

よく使っている書類は「使いやすい高さに収納する」ようにしましょう。

ファイルボックスごと持ち歩くと重くて大変。そこで、特によく持ち歩くかさばる書類は、かがまなくて良いように取り出しやすい場所に収納しましょう。重いモノは腰の高さくらいに収納すると、体への負担を減らせます。

そして、自分自身の体の使い方も意識しましょう。モノをとる動きも、前かがみ、中腰、ねじりにならないように意識します。

モノを取り出すときに負担をかけない姿勢のポイントは第23回「簡単10秒トレーニング!」を参考にしてくださいね。

「立って歩く」収納で腰痛も予防!

書類を持ち運び、動くきっかけを作る

パソコンの前に長時間同じ姿勢で座り続けていることは肩や腰にとても負担がかかる作業になります。

一般的な収納のポイントは、ムダな動きを減らすようになるべく歩数を減らすようにします。そうすることで、書類を準備するする時間などが省けます。

ですが、体への負担を減らすためには、あえて書類収納の場所を歩いて取りにいくように配置するなど、歩くきっかけが多くなるように作業環境を整えるのも1つの方法です。必要な書類のみ、またはファイルボックスごと持ち歩き、仕事や用事がすんだら戻すようにしましょう。

まとめ

書類を立てて収納し、ラベリングをすることで誰が見てもわかりやすく、必要な書類を見つけやすくなります。

そして、あえて立て歩く場所に収納することで体への負担を減らすことができます。トイレや水分補給のときだけでなく、書類や必要なモノを、立て歩いてモノを取りに行くついでに、体を動かして姿勢を変え、体の負担を減らしましょう。

第51回で紹介しているデスクワークをラクにする「10秒ポーズ」を参考に、ちょっとしたデスクワークの隙間時間に、毎日運続けましょう。

そして、第47回でデスク周りを整理する3つのポイントをご紹介したように、体への負担を減らすためにパソコンを正面に置くためには、デスクの整理が必要です。体への負担を減らす収納をする前に、整理整頓が大切です。

整理の手順は、第7回の「整理整頓でお互いラクに!楽しむ・分ける・減らす・買う・しまう。在宅介護で覚えておきたい「整理収納5ステップ」を参考に、自分の体を守るために、まずは分けることから始めてみましょう。

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