こんにちは。REASON代表の中川恵子です。
今回は、理学療法士としてご活躍されている、株式会社スタジオユウの福田裕子先生に、「ストレスを減らし自律神経を整える10秒ポーズ」について教えていただきました。
季節の変わり目は、体調不良を引き起こしやすい
気候が大きく変化する季節の変わり目は、ストレスや疲れが溜まって、「体調不良を引き起こしやすくなる」と言われています。
ストレスを受け続けると交感神経が優位になり、副交感神経とのバランスが崩れてしまうことが原因です。その結果、体調不調が起こりやすくなります。
適度な運動によってストレスを解消し、自律神経のバランスを安定させましょう。
自律神経のバランスが安定すると、睡眠の質が改善され、介護疲れや体の不調もなくなります。
睡眠の質が改善されれば、体調も良くなり、介護疲れによる体の不調も改善されます。
ストレスを解消!10秒でできる「ひまわりのポーズ」と「レインボーブリッジポーズ」
外に出ることが減って日光を浴びる機会が少なくなると、睡眠リズムが崩れやすくなります。
そのため、疲れが取れず、気持ちが落ち込みがちです。
気持ちが落ち込むと、慢性的な痛みが強く感じられることもあります。
そんなときは、自律神経のバランスを整え、体を活性化させる効果が期待できる、10秒ポーズ健康法を行ってみましょう。
ひまわりのポーズ
- 両足を広げて立つ
- 腕を上げ、手のひらを太陽に向ける
- 手の甲を眺めながら、ゆっくり息を吸う
朝の太陽の光を浴びるのにぴったりなポーズが、「ひまわりのポーズ」です。
日当たりのいい窓際や玄関先に立ち、深呼吸とともに体を目覚めさせましょう。
朝の太陽の光を浴びることで睡眠リズムが整います。
続いて、「レインボーブリッジポーズ」を紹介します。
レインボーブリッジのポーズ
- あおむけになり、足を腰幅に広げる
- 足の裏を意識して、床を踏み込む
- お尻をゆっくりと床から浮かせて、10秒キープ
寝ながら行える「レインボーブリッジのポーズ」で、全身の緊張を緩める作用も期待できます。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は体の活動に働き、副交感神経は体の安静に働きます。互いにバランスを取りながら、体の調整を行います。
睡眠時は副交感神経の働きが高まると言われていますが、不安やストレスが続き、交感神経が優位なままだと睡眠の質が落ちかねません。
眠れないときは、「レインボーブリッジのポーズ」を行い、筋肉の緊張を緩めることに意識を向けます。また、力を抜いたあとに脱力感を味わうようにします。
自然な呼吸とリラックスした気持ちで行うのがポイントです。
ぐっすり眠って疲れを取ろう
寝つきが悪いと、疲れが取れません。
10秒ポーズは、家事の合間やテレビを見ながら無理なく継続できる「疲れない」「きつくない」「つらくない」運動です。
すき間時間などを活用し「ストレスを減らし自律神経を整える10秒ポーズ」を毎日継続することで、自律神経を整え、睡眠の質を改善する効果が期待できます。
福田裕子先生の著書『一生歩ける体をつくる‼10秒ポーズ健康法』(サンマーク出版)にも体がラクになるヒントがたくさん紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。