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老人ホームに入れない理由とは?入居できる施設の探し方や入居待ちの間の対応を解説

老人ホームに入れない理由とは?入居できる施設の探し方や入居待ちの間の対応を解説

施設が定める条件や入居希望者の経済状況によって、老人ホームに入れないことがあります。本人にあった施設が見つかっても、施設に入居を断られてしまってはショックですよね。

実際に、みんなの介護では在宅介護者を対象に「老人ホームに入居できなかった経験はあるか」アンケートを実施。2,358件もの回答が寄せられました。

記事内では「施設入居を断られた理由・対応」について解説しています。また、「老人ホームの探し方」や「入居待ち中にできること」も紹介していますので参考にしてください。

みんなの介護アンケート

老人ホームに入れずに困った経験はありますか?
26.2%73.8%
 ある(1741件)
 ない(617件)

老人ホームに入れない理由

みんなの介護が実施したアンケートで「老人ホームに入れずに困った経験がある」と回答した方は全体の7割以上でした。

老人ホームの入居を希望しても、入居条件を満たしていなかったり満室だったりした場合、入居できないケースは珍しくありません。

そこで、このページでは老人ホームに入れない理由や入居を断られた際の対応を解説します。

入居条件を満たしていない

入居条件を満たしていない場合、施設への入居はほとんどできません。入居条件は以下の3つが挙げられます。

  1. 年齢
  2. 要介護度
  3. 認知症

老人ホームの入居年齢は原則65歳以上の方と決められています。

また、要介護度は自立・要支援・要介護の3つに分けられ、特別養護老人ホームの場合、要介護3以上が必要となっています。

一方で、グループホームは認知症の診断を受けている方が前提となるなど、施設種類ごとで入居条件は大きく異なります。

詳細は以下の表で確認してみましょう。

【一覧表】施設種類別の入居条件

老人ホームの種類一覧表
種類 運営 入居金相場 月額相場 自立 要支援
1~2
要介護
1~2
要介護
3~5
認知症 認知症
重度
看取り 入居の
しやすさ
介護付き
有料老人ホーム



0~
580
万円
15.7~
28.6
万円
さんかく さんかく まる 二重まる 二重まる 二重まる 二重まる まる
住宅型
有料老人ホーム
0~
21
万円
9.6~
16.3
万円
さんかく まる 二重まる まる まる さんかく まる まる
サービス付き
高齢者向け住宅
0~
20.4
万円
11.8~
19.5
万円
まる 二重まる 二重まる まる まる さんかく さんかく まる
グループホーム 0~
15.8
万円
10~
14.3
万円
ばつ さんかく※1 まる まる 二重まる 二重まる さんかく さんかく
ケアハウス


0~
30
万円
9.2~
13.1
万円
まる まる さんかく さんかく さんかく ばつ ばつ さんかく
特別養護
老人ホーム
なし 10~
14.4
万円
ばつ ばつ ばつ 二重まる まる まる まる ばつ
介護老人
保健施設
なし 8.8~
15.1
万円
ばつ ばつ まる まる まる まる まる さんかく
介護医療院
(介護療養型
医療施設)
なし 8.6~
15.5
万円
ばつ ばつ まる まる まる まる 二重まる さんかく

※1:要支援2から

充実した対応

受け入れ可

施設によっては可

受け入れ不可

老人ホームの種類に詳しく知りたい方は以下の記事も合わせて確認してみましょう。

施設入居に必要な費用を払えない

スマートフォンで調べ物をしてお金のことを考えて悩む高齢女性

老人ホームの費用を賄うことができず、入居を断念するケースも少なくありません。

老人ホームで生活を送るためには「入居一時金」と「月額利用料」の2つが必要です。

入居一時金とは
賃料を前払いとして支払う「入居金」のこと
月額利用料とは
毎月支払う賃料や生活費、介護サービス費のこと

みんなの介護の調べによると、全国の老人ホームの費用相場(平均値)では入居一時金は99.7万円、月額利用料は15.7万円です。

医療依存度が高い

施設によっては医療ケアが十分に整っていないところがあるため、医療依存度が高い場合は入居を断られることがあります。

また、施設種類ごとで提供できる医療・看護ケアは違うため、施設選びの際は注意が必要です。

持病のある方はどのような医療ケアを必要とするのか確認し、施設に相談することが大切です。

急病を患い、突然介護が必要になった

入院して点滴を受けている状態から、介護職員に押してもらう車いすに乗るようになった高齢男性

高齢者が要介護になるきっかけとして多いのは「転倒による骨折」「急病による入院」などです。

このような場合は施設探しに時間を割くことが困難な場合があります。そういった時はあなたに代わり、資料請求や見学予約を無料で行う相談センターの利用がおすすめです。

感染症を患っている

感染症を患っている場合も入居できないケースがあります。施設全体に感染が広がると、入居されている多くの方の命にかかわる危険性があります。

また、患っている本人の症状が悪化して施設での対応が困難となるので、入居を断られるケースも少なくありません。

暴言・暴力をふるう

老人ホームは集団生活を送る場なので、ほかの入居者に迷惑をかける行為が予測される場合などに入居を断られることもあります。

例えば、認知症の症状である暴言・暴力も該当します。

しかし、必ずしも入居を断られるとは限りません。認知症の対応する施設や個室完備された施設などであれば、暴言・暴力の症状があっても入居できる老人ホームもあります。

居室に空きがない

入居希望予定の施設に空き室がない場合も同様に入居を断られます。

もし、在宅介護を続けることが可能であれば、空き室が出るまで入居待ちをするのも選択肢の一つです。

特養は待機待ちがほとんど

特別養護老人ホームの待機者数の内訳

特別養護老人ホームは入所までに1〜2ヵ月や数年かかるなど、待機者の多い施設です。

特養の待機待ちが多い理由は、費用の安さです。また、充実した介護サービスや看取り対応する施設が多い点も人気の理由だと言えます。

待機待ちの間は同等の介護サービスを受けられる「介護付き有料老人ホーム」などに入居して空き室を待つ方も少なくありません。

老人ホームに入れないときの対応

上記で紹介したように、もし老人ホームに入居できなかった場合、どのような対応を取れば良いのでしょうか。

この項目では、入居を断られたときの対応方法、さらには相談先についても解説していますので順に見ていきましょう。

入居を断られた理由を聞く

入居を断られた場合、施設に断られた理由を聞いてみましょう。

理由によっては改善することで、再び老人ホームに入居申請をして受け入れ可否の判断を仰ぐことも可能です。

また、医療ケアを理由に断られた場合は主治医に相談して治療方法の変更を相談することも手段の一つです。

理由に納得いかなかったときの相談先

入居を断られた理由を聞いて、納得できなかった場合は以下に相談してみましょう。

様々なアドバイスをもらったり、入居までの支援を行ったりしてもらえます。

施設長・ケアマネージャー

相談先として、施設長・ケアマネージャーがあります。苦情がある場合は施設の担当職員に相談すると適切な対応を受けられます。場合によっては施設長を交えて話し合いの場を設けてもらえることもあります。

一方、ケアマネージャーはケアプランを担当するので、入居対応してもらえるようにケアプランの見直しの相談ができます。

地域包括相談支援センター

地域包括支援センターで相談することも可能です。

介護や福祉など総合的な相談窓口であり、適切なアドバイスをもらうことができるでしょう。

費用軽減制度を活用する

老人ホームの費用を賄えるかどうか不安の方は以下のような費用軽減制度の利用を検討しましょう。

費用軽減制度
  • 特定入所者介護サービス費
  • 高額介護サービス費支給制度
  • 高額医療・高額介護合算療養費制度
  • 医療費控除
  • 自治体による地域支援事業

詳しくは以下の記事で解説しています。合わせて確認してみましょう。

年金だけで老人ホームの費用を賄う

冒頭でも紹介したように、有料老人ホームにかかる費用には「入居一時金」と「月額利用料」の2つがあります。

施設によっては入居一時金0円の施設もあるので、そういった施設を選ぶことで初期費用を抑えて入居することが可能です。

また、立地によっても費用は大きく変動します。一般的に都心部ほど賃料が高く、地方では安くなる傾向があります。

このように希望条件を見直すことで、年金の受給額で老人ホームの費用を賄うことも可能でしょう。

ケアハウス

ケアハウスとは自宅での生活が困難な方が、食事や洗濯などの生活支援サービスを受けながら生活できる施設です。

月額利用料が9.2~13.1万円程度と比較的安いことから、予算に余裕がない方や年金で費用を賄いたいと考えている方におすすめの施設と言えます。

ただし、ケアハウスは低価格であるために特養と同様に競争率が激しいことが懸念材料として挙げられます。

ケアハウスを探す

ほかに入居できる施設を探す

上記で解説した特養は待機者が多く、とくに都心部では入所希望者が増加傾向にあります。

しかし、地域によっては空き室がある施設もあり、選択エリアを広げることで希望条件と一致する施設が見つかる可能性が高いです。

一度、希望条件などを見直してみると良いでしょう。

希望の地域から施設を探す

老人ホームの探し方

自分の身体状態や必要な医療ケア、生活状況にあわせて施設を探すことでイメージする施設が見つけられます。

この項目では、老人ホームに入れない原因別に老人ホームの探し方を紹介します。

あわせて実際の施設を検索できるボタンも用意していますので、ぜひ検索してみましょう。

入居予定者の身体状況を確認する

入居条件を理由に老人ホームに入れなかった方は、まず入居予定者の身体状況を確認しましょう。その際にチェックしたいポイントは以下の3つです。

  1. 要介護度
  2. 医療依存度
  3. 認知症の有無

認知症の方は発症の有無だけでなく、進行度合いによっても入居を断られるケースがあるので、対応が十分であるかどうかもあわせてチェックしましょう。

また終身での利用を検討している方は寝たきりの常態でも受け入れてもらえるか確認することが大切です。

希望の条件から施設を探す

医療ケアが手厚い老人ホームに入居する

持病のある方などは、病院やクリニックを併設している施設や、人員配置に看護師が含まれる施設を選ぶと良いでしょう。

医師による診療や看護師のケアを受けることができ、容態が悪化しても迅速に対応してもらえます。

また、老人ホームと病院やクリニックが提携しているところであれば、24時間365日いつでも診察を受けられるため、安心して毎日を過ごせます。

病院・クリニック併設の施設を探す

民間が運営する施設を選ぶ

特養や老健などの公的施設は入居待ちになるケースが多くあります。そのようなときは、比較的入居しやすいサ高住や有料老人ホームなどの民間施設を選ぶと良いでしょう。

一方、民間施設は名称からもわかる通り民間企業が運営しています。公的施設よりもサービスが豊富なので、充実した暮らしができます。

以下では、おすすめの民間施設を紹介しています。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は自立の方向けの施設です。

提供されるサービスは安否確認や生活相談です。必要に応じて、外出の付き添いや食事の提供などのサービスが受けられる施設もあります。

また、居室のキッチンで料理を楽しんだり、好きな時間に出かけたりするなど、生活の自由度を求める方におすすめです。

サービス付き高齢者向け住宅を探す

住宅型有料老人ホーム

日常生活の一部に介護が必要な方や、一人暮らしに不安のある方におすすめする施設は住宅型有料老人ホームです。

住宅型では食事サービスや掃除、見守りサービスなどを受けられます。日常生活に必要な家事はスタッフが行うため、入居者は施設での暮らしを楽しめます。

介護サービスは必要な分だけ利用するので、利用頻度の少ない方は費用を抑えられます。

住宅型有料老人ホームを探す

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、24時間の介護サービスを受けられる施設です。

日中は看護師が常駐しているので、必要な看護ケアが提供されるため持病のある方も安心して生活できます。また医療機関と提携しており、定期的な健康診断や診療も受けられます。

充実した介護・医療体制から、寝たきりの方や重度の認知症の方におすすめです。

介護付き有料老人ホームを探す

グループホーム

グループホームは、認知症ケアを受けたい方向けの施設です。認知症の方のみを受け入れており、認知症に特化したケアやレク、イベントなどが充実しています。

さらにスタッフのサポートを受けながら、ほかの入居者と家事分担をするので自分の役割が明確化されます。

入居者のできることを活かすため、脳が刺激されて認知症の進行を緩やかにします。

グループホームを探す

みんなの介護 入居お祝い金の進呈について

入居待ちの過ごし方

老人ホームの入居を待つ間、介護者の負担を軽減する方法として、以下のサービスや相談があります。

  1. 介護保険サービスを利用する
  2. ソーシャルワーカーに相談する
  3. すぐ入居できる老人ホームを探す

それぞれの概要を見ていきましょう。

介護保険サービスを利用する

在宅介護をしながら入居待ちする場合は、介護保険サービスを活用しましょう。介護保険サービスは訪問型や通所型などのサービスを利用できます。

なかでもショートステイとホームヘルパーは、介護者のレスパイトケア(休息)におすすめです。

ショートステイ
数日から数週間単位で施設に短期入居できます
ホームヘルパー
介護のプロが自宅を訪問し、身体介助や生活援助を受けられます

長く続く介護は介護者の負担が大きいため、こうしたサービスを活用して介護から一時的に離れ休むことが大切です。

ソーシャルワーカーに相談する

ソーシャルワーカーとは、医療や介護などの相談支援を行う専門職のことです。病気や怪我などによって生活に課題を抱えている方の支援を行っています。

例えば、入院を機に介護状態となった場合、すぐに在宅介護を始めることが困難な場合も少なくないでしょう。

そのようなときは入院している病院のソーシャルワーカーに相談しましょう。

まずは「すぐに退院する必要があるのか」を改めて確認してもらいましょう。入居先がすぐに見つからないときは退院時期の調整をしてくれる可能性もあります。

すぐ入居できる老人ホームを探す

老人ホームによっては即入居可能な施設もあります。通常、入居までには1ヵ月かかるところが1週間程度で入居できる施設も少なくありません。

即日入居のときは最低限の情報として現在の心身の状況や、いつも飲んでいる薬の種類などを伝える必要があります。

また、健康診断書などの必要書類は後日提出します。あくまでも例外的な対応になるので、施設側の体制や本人の状況などによっては難しいことがあることを覚えておきましょう。

即入居可の老人ホームを探す

まとめ

パソコンで老人ホームを検索している高齢男性

老人ホームへの入居を断られた場合は探す範囲を広げたり、公的な制度を利用したりすることで、もっとスピーディに見つけることができるはずです。

そのためには情報収集がなによりも大切です。市町村の担当窓口に問い合わせたり、インターネットで老人ホームを探したり、できることから始めてみましょう。

なお、『みんなの介護 入居相談センター』では58,473件もの施設数のなかから、あなたの希望条件に合った施設を紹介しています。

資料請求から入居まで無料でサポートしていますので、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問

老人ホームの見つけ方は?

【回答】
民間運営の紹介窓口地域包括支援センターに問い合わせましょう。

【解説】
民間運営の紹介窓口であれば、条件や予算などの細かい希望設定から適した施設を無料で紹介してもらえます。紹介窓口によっては見学や入居の手続きのサポートもあり、初めての方も安心できます。
なお、「みんなの介護」では電話・チャットでの無料相談が可能です。

地域包括支援センターは地域の介護事情に詳しいので、近くの施設を教えてもらえるでしょう。施設の紹介だけでなく、介護に関する悩みも無料で相談できるため、介護について気になることがあれば気軽に相談してみましょう。

【詳細を知る】
老人ホームが見つけ方に関する詳細は、「老人ホームに入れない理由とは?入居できる施設の探し方や入居待ちの間の対応を解説」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。

お金がない場合は老人ホームには入居できない?

【回答】
年金だけ費用を賄える施設や、費用軽減・助成制度を活用する。

【解説】
年金・生活保護でも入居可能な施設は公的・民間ともに複数あります。

利用できる軽減・助成制度は特定入所者介護サービスや介護保険料の減免制度、高額介護サービス費などがあります。
例えば、特定入所者介護サービスは所得の低い方が施設入居する際に、居住費と食費の負担が軽減できます。

また、自治体独自の助成制度もあり、居住費の助成や自己負担軽減などの助成が自治体ごとに行われています。ただし、いずれも制度利用にはいくつかの条件を満たす必要があります。気になる場合はお住まいの市役所や地域包括支援センターに問い合わせてみましょう。

【詳細を知る】
老人ホームが見つけ方に関する詳細は、「老人ホームに入れない理由とは?入居できる施設の探し方や入居待ちの間の対応を解説」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。