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山海嘉之「サイバーダインの技術によって税収を高め公的費用の支出も抑える。そうすると必然的に、未来や世界に目を向けていかないといけません」

最終更新日時 2016/06/20

山海嘉之「サイバーダインの技術によって税収を高め公的費用の支出も抑える。そうすると必然的に、未来や世界に目を向けていかないといけません」

サイボーグ型ロボットHAL®(Hybrid Assistive Limb®)の開発を手がけた、サイバーダイン設立者の山海嘉之氏。2009年に全国発明表彰21世紀発明賞を受賞。現在は、海外でHAL®医療用(下肢タイプ)を展開させるなど、いまや活躍の場は国内のみならず世界へと広げている。最先端の技術を介護の現場に取り入れることで、さらに高度な仕事ができるのではないかと期待を寄せる山海氏に、話を伺った。

文責/みんなの介護

介護ロボットというよりも、ロボット技術が介護分野で活躍する日がやって来たといえる

みんなの介護 本日はロボットスーツHAL®(Hybrid Assistive LimbR)の開発拠点となる『サイバーダイン』まで押しかけさせていただきました。早速ですが、HAL®について教えてください。

山海 HAL®は、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる世界初のサイボーグ型ロボットです。例えば、人が歩きたいと考えたときには、脳から神経を通じて筋肉に微弱な電気信号が流れているのですが、HAL®にはその信号を読み取り、思い通りに動作して、身体の動きを随意的にアシストするという仕組みが搭載されています。

またHAL®は、人工知能的な情報処理・制御機能を活用することで、動かせず脳・神経系由来の信号が検出できない人に対しても同様に使えるのです。さらに、このような装着者の動作意思に従った支援動作を繰り返すことで脳や神経系の再学習や機能再生を促すと考えられています。つまり、脳が動きを学習していくためのサポートをするんです。

脳や神経系が備えている性質を活かして身体・神経系の機能改善を促進することが可能となるというのは大変興味深いことで、2016年4月からは進行性の神経筋難病疾患に対する医療用HAL®による進行抑制治療に対して医療保険が適用されることになりました

みんなの介護 そもそも介護ロボットを開発するキッカケは何だったのでしょう?

山海 介護ロボットという言葉ですが、実は私自身は現段階では介護ロボットという言葉を使うことはありません。キャッチーなキーワードで使いやすいと思いますが、介護ロボットというと、一般的にどういうイメージをお持ちでしょうか?いわゆる人間の様な形をしたロボットがおじいさんやおばあさんを持ち上げて…という姿を思い浮かべていませんか?

みんなの介護 一般的にそうかもしれませんね。

山海 でもそれはどこかで見たことはありますかと聞けば、恐らく見たことはなく想像したくらい。イメージしかないでしょう。介護ロボットというと、そういうイメージかと思います。HAL®に代表される医療・福祉分野のロボット技術はやっと実社会で活用されはじめたところです。介護分野では、介護支援という観点から黎明期を迎えた段階といえるでしょう。ですから、介護ロボットという表現よりも「ロボット介護機器」とか「介護支援ロボット」くらいの方が良いかもしれませんね。

ロボット技術の入った介護機器という発想の方が、多くの方が受入れやすいのではないかと思っています。たまに「これもロボットなの?」と思うような物もありますが、要は、介護の現場が必要としていて、現場の負担が減るということを目的としていればいいというのが私の考えです。介護ロボットというよりも、ロボット技術が介護分野で活躍する日がやって来たといえるでしょう。

みんなの介護 確かに言葉のイメージは大切ですね。

山海 とても影響力がありますから、そこは大事にしたいところですし、丁寧に理解を深めながら分野開拓をしたいと思っています。

「賢人論。」第17回(前編)山海嘉之さんは「技術というものは、論文を書いておしまいというものではない。どのように実用化させていくかということまで考えなければ」と語る

技術を輸出して収益を上げ、国の税収を高める。さらに納めた税金が必要なところに還元される。その経済サイクルに仕上げていくことは意味がある

山海 そうそう、HAL®を開発したキッカケのお話でしたね。

私たちサイバーダインは、支援を受ける側の方々と支援を提供する側の方々、両者に対して役立つ革新的技術で未来開拓に挑戦しています。人が社会で働くということに対して、治療する側、介護する側、労働する側、そしてそれを受ける側、「すべての人に対して適用できる技術を創り出したい」と、その中で医療・介護分野にフォーカスしてきました。キッカケというより、そのような思いがありました。

みんなの介護 HAL®の特許を拝見してみると、ロボットではなくて“サイボーグ型ロボット”となっていますが。

山海 そうなんです。2009年に公益社団法人発明協会より自動車やIT分野も含め全ての分野の中から著しく優秀と認められ最高の特許との評価をいただきまして、全国発明表彰21世紀発明賞という名誉ある賞をいただきました。正直なところ、“サイボーグ型ロボット技術の発明”という名称で表彰されるなんて、本人が一番びっくりしているんですけど(笑)。

みんなの介護 いつ頃からHAL®の技術を研究開発しはじめたのでしょうか?

山海 1991年頃からですね。

技術というものは研究室の中で作って、論文を書いておしまいにするものではないと常々思っています。世の中でどう実装させ、どのように実用化させていくかということまで考えなければなりません。技術を輸出して、国際社会のなかで収益をあげる。そして国の税収を高め、さらに納めた税金が必要なところに還元されていく。そこまでの経済サイクルに仕上げていくことは意味があると思うんです。

「賢人論。」第16回(前編)山海嘉之さんは「税収は限られている。その収入を介護保険や医療保険でパンクさせてはいけない。だから公的費用の支出を抑える仕組みも同時に考えていく」と語る。

経済サイクルを成り立たせるためには、必然的に未来や世界に目を向けていかなければならない

みんなの介護 経済サイクルが成り立つというところまでお考えなんですね。

山海 経済サイクルというのは保険制度も全部含めての話であって、社会の制度設計とも連動していきます。実際に物がないと現実味のある制度設計はできなくて、ないままだと「絵に描いた餅」になってしまいますからね。実際に動く、つまりちゃんと機能する「モノ」が現れてきたときに、初めて検討に入れるのです。それが介護保険だったり、医療保険だったり、やっといろいろな保険が動き始めるのです。

ただし税金の収入というものは限られているので、その収入を介護保険や医療保険などによってパンクさせてはダメなわけですね。国の税金の財布の中身すらも増やし、さらに革新技術などの投入によって公的費用の支出を抑えていく仕組みも同時に考えていく必要があります。と、なると目の前にあるものにだけ対応するのではなく、必然的に未来や世界に目を向けていかないといけないのです。

介護というキーワードだけでみるのか、医療という分野も巻き込んで考えるのかで話が変わってきます。医療という分野も考えだすと、世界各国の保険制度も考えないといけなくなるわけですね。

みんなの介護 と、いうことはHAL®ももちろん世界での展開を考えている…と?

山海 HAL®腰タイプは、移乗のような介助をするときに腰にかかる負荷を低減するものです。介護分野に限らず重労働の分野でも、腰に負担のかかる厳しい作業は世界中にあります。今後、HAL®の腰タイプは、すでに海外展開している医療用HAL®と同様に世界展開していきます。

HAL®医療用下肢タイプ(欧州モデル)は、CE マーキング[CE 0197]を取得していて、ヨーロッパのEU全域で医療機器として認証され、自由に流通・販売できます。また、ISO 13485(医療機器品質マネジメントシステムの国際標準規格)認証を患者の機能改善治療を行うロボット医療機器の設計開発・製造・販売業者としては、世界で初めて取得しています。

ドイツでは、この医療用HAL®医療用(下肢タイプ)の脊髄損傷患者などへの治療に対して既に公的労災保険が適用されていて、常駐型の介護が必要な患者の自立度がHAL®治療によって向上し、一人でトイレなどに移動できるようになり巡回型の介護で済むまでになるという、患者さんにも病院にも保険支払機関にもメリットのある運用が始まっています。さらに昨年、公的医療保険適用の申請をしています。承認されれば、公的な医療保険を適用させてHAL®を使った治療ができるようになります。

みんなの介護 それは承認が待ち遠しいですね。

便利になるテクノロジーが入ってくれば少しは楽に仕事ができて、その余力でもっと高度な仕事ができる

みんなの介護 HAL®をこの取材の場までお持ちいただきましたが、これを装着して、「動け」と脳が指示を出せば動きをアシストしてくれるということですよね…すごいことです。HAL®は、実際に装着するまでにどのくらいの時間がかかるものなのでしょう?

山海 腰に装着するタイプでしたら、センサーをつけてしまえばものの数十秒ですね。

みんなの介護 そんな短時間でつけられるんですか!驚きです。海外でのHAL®の受入れはどうなんでしょうか?

山海 日本とは違う形ですが、世界でも実はロボットというものに対する抵抗感みたいなものはあるのです。いや、むしろ新しいもの好きで異文化の受入れが得意な日本より、その抵抗感は強いかもしれません。

みんなの介護 そうなんですか?少し意外な感じがしますが。

山海 ずっと昔に同じようなことが起きています。1970年代後半~1980年代前半ですね、産業ロボットというものができました。そのときヨーロッパやアメリカの技能者たちは、労働現場にロボットが入ってくることに強く反対しました。「自分たちの仕事が奪われる」と考えたからです。プラカードを掲げての反対運動にも発展したんですよ。

その結果、ヨーロッパやアメリカでは産業用ロボット開発は、停滞しました。日本では「自分たちの仕事が奪われる」ではなく、「自分たちの仕事がロボットにはできるわけがない」という考えがありました。しかし、日本は異文化の融合に寛容で「試しにやってみようか」という国なので、多少の抵抗もあったでしょうが、現場の方々からの暖かいコメントがフィードバックされ、世界に先駆けて発展的に、普及していったのです。

みんなの介護 そういった流れがあったのですね。

山海 そして、日本では産業ロボットの開発が進んでいきました。産業ロボットが普及して技能者たちの仕事がなくなったかと言えば、そんなことはありません。結果、産業ロボットが人に変わってしている仕事は、重いものを運ぶことや、危険な作業、単純な繰り返しの作業。働く人たちはもっと高度な仕事、ロボットに指令をしたり、セットアップをしたりする仕事に専念できるようになりました。そうして、今や何分かに1台自動車が作れるようになったんですね。

みんなの介護 介護の現場でも今、産業革命に似たような流れが起きていると考えていいでしょうか?

山海 対人なのでまったく同じとは言えませんが、同様の流れが起きるのではないかと期待しています。もう少し便利になるようなテクノロジーが入ってくることによって、少しは楽に仕事ができるようになって、その余力の部分でさらに暖かみのある大切な仕事ができるようになるはずです。人がする仕事は、そういう部分の仕事にシフトしていけるんじゃないかと思っています。

みんなの介護 介護がもう一段階上がるというか、次の段階に進むといった感じでしょうか。

「賢人論。」第17回(中編)山海嘉之さんは「サイバーダインの技術によって国の財政さえ豊かにする。そうすると必然的に、未来や世界に目を向けていかなければならない」と語る

できなくなったことを、技術が介入することでできるようになる。私たちの技術で叶えていきたい

山海 例えば麻痺のある患者さんの運動治療などの部分でいうと、医師や理学療法士さんなどのメディカルスタッフは、通常はしゃがんで患者さんの足を一生懸命動かしたり、中腰になって支えたりしていますよね。しかし、ドイツで既に行われているような脊髄損傷患者さんの機能改善治療処置での医療用でのHAL®を使ってもらえば、HAL®と転倒防止のためのトレッドミルを一体的に運用しているため、メディカルスタッフは患者さんと目線を合わせて、お話をしながらHAL®治療ができるわけです。

さらに薬品でも、治療法のなかった希少性の進行性神経筋難病に対してHAL®によるアプローチが可能になり、治験(承認を得るための臨床試験)によって有効性と安全性が確認されたため、日本では新医療機器として薬事承認され、患者さんの進行抑制治療に医療保険が適用されることになりました。

弱ってしまった神経同士のシナプス結合、神経と筋肉のシナプス結合を強化させ、再学習や機能再生させていくという新たな治療技術として、この医療用HAL®の技術が使えるわけです。

みんなの介護 画期的ですね。HAL®の開発には、実際に医療や介護の現場をご覧になったんですか?

山海 はい。私は筑波大学で教授をしているのですが、教え子たちの中には介護施設に1~2週間滞在する体験をする学生もいます。途中でギブアップして帰ってきてしまうこともありますが、しっかりとした思いが必要な現場だということだと思います。

排泄のケアというのは現場でも難しいようですが、私は、可能であればトイレで用を足したいと思うんですよね。

みんなの介護 「オムツをつけているから、そのままでどうぞ」と言われても、抵抗があります。

山海 自分でトイレに行けるかどうかというのは大きなハードルで、そこを人任せにせざるを得なくなったときに、何かが変わってしまうと思うんです。だからできるだけ自分でトイレに行けるような方法を考えたいですね。身体の衰えによってできなくなったことを、何らかの技術が介入することでできるようになる。そういう部分を私たちの技術で叶えていきたいと思っています。来年にはプロトタイプをお見せできるかもしれません。

「賢人論。」第17回(中編)山海嘉之さんは「税収は限られている。その収入を介護保険や医療保険でパンクさせてはいけない。だから公的費用の支出を抑える仕組みも同時に考えていく」と語る

今、介護の目標としているのが“重介護ゼロR”

山海 私が今、介護の目標としているのが“重介護ゼロR”。社会の中から辛く厳しい重介護というものを激減させられるように、あるいはなくなるようにと考えています。

みんなの介護 「激減」「なくなる」という言葉がとても力強くて胸に刺さります。HAL®と同様、この重介護ゼロRという言葉にも商標をとられているんですね。

山海 考えたキーワードや発想を、近隣諸国におさえられてしまうと、私たちは動けなくなってしまうので、自由に動けるようきちんと商標をとっています。

みんなの介護 先のことまで考え抜かれているんですね。

山海 物事を進める上で、ちゃんと動きやすい環境を作っておくことも重要です。こんな動き方をしているものですから、最近は経営についての取材も受けたりするようになりました(笑)。HBS(ハーバード大学のビジネススクール)のケーススタディのテキストにもなり、今年の4月に訪米してHBSで講演も行いました。コロンビア大学のMBA、南カリフォルニア大学のMBAの多くの大学院生が私たちの歩みを学び始めていています。

みんなの介護 この素晴らしい技術を、世界でどのように見せていくのか、今後の展開が楽しみですね。

山海 重介護ゼロR社会を実現することと、そのための革新的サイバニックシステムを作ること。【Cybernics(サイバニクス)】とは、人・ロボット・情報系を複合した学術領域なのですが、4~5年のうちに、このサイバニックシステムからうまれたHAL®の技術を使い、人に対する機能改善、機能再生、そして各種支援技術を作ることで重介護ゼロR社会づくりを進めていきます。

みんなの介護 4~5年…というと、本当に近い将来ですね!

山海 10年後、20年後なんて言うのはマイルストーンとしては少し長すぎるでしょう。4~5年という期間は、実現するという覚悟という意味も込めてですね。

HAL®が普及していけば、人が介在すべきところだけ、人がすればよくなる

みんなの介護 HAL®介護支援用(腰タイプ)が介護の現場で普及していくのは、いつ頃を想定しているのでしょうか。

山海 今年の秋から本格的に出荷していきます。自動車だって出始めの頃は一部の人しか手が出せない代物でしたよね。それが100年かけて今の状況になりました。カラーテレビも同様ですし、例えばウォシュレットが普及するまで、どのくらい時間がかかったかご存じですか?35年くらい前からちょこちょこ見かけてはいました。そして少しずつ普及していって、今、日本では文化として定着しましたね。

みんなの介護 なるほど、そうやってじわじわ時間をかけて浸透していくんですね。でも自動車、テレビ、エアコン、携帯電話とさまざまな新しい技術が開発されて一般化していくまで、その期間はどんどん短くなっているように感じます。

山海 そうですね。革命的に加速してきていると思いますよ。HAL®も同様で、介護支援用、医療用、作業支援用など様々な分野で活用できるよう開発され、進化を続けています。

普及しやすい価格にするには、需要が増え量産できるようになる必要があります。しかし、介護支援用だけとすると、出荷できる数が限られてしまいますね。そこで、基本モジュールを共通化してさまざまな分野で働く人たちに対応できるようにしています。

介護の現場では、7~8割の方が腰痛持ちだとのことです。腰をかがめることが多いと、応力集中というのですが、腰椎にギューッと力がかかります。そしてある時、椎間板ヘルニアを患うか、骨を圧迫して挫滅させてしまい、慢性的な腰痛を引き起こします。

みんなの介護 腰を痛めている介護者、特に介護職員は本当に多いです。

山海 HAL®介護支援用(腰タイプ)の補助率はボタン操作で変えることができ、装着している人の意思で、動かそうとすると動きます。スーパーマンをつくるのではなくて、長期に渡って仕事ができるように、身体を守る装着型介護支援ロボットとして作られています。介護現場の労務をする方々の安全確保のために、HAL®の装着を推奨して、介護施設に導入していけたらいいと思います。

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どちらか一方ではなくて、双方にとって意味のあるものを作りたい

山海 HAL®介護支援用(腰タイプ)を開発するにあたって、介護職員の方々が1日で何回の移乗介助をしているか、カウントしてみたんです。そうすると、その施設では少ない方でも1日70回くらい。

例えばトイレに行くとしたら、ベッドから車いす、車いすからトイレ、トイレから車いす、車いすからベッド。1回のトイレで4回の移乗が必要となります。人が1日に何回トイレに行くか考え、もし5回だったら20回です。そして20回かける人数ですね。

みんなの介護 介護職員の中には腰痛が原因で辞めてしまう方がいるのも事実です。HAL®介護支援用(腰タイプ)が普及して、そういう方が少しでも減るといいですね。

山海 そうですね。まだまだこれだけでは不十分だとは思いますが、その一助にはなると思います。

私は、介護する側にも介護される側にも、双方にとって意味のあるものを創りたいと思っています。治療を受けている人を減らし、重介護を受ける人もまた少なくなるようにしていきたい。介護というキーワードではおさまらない。治療という分野や、もちろん日々の生活でも、あらゆる場面で人の役に立つものを創り出していきたいですね。

みんなの介護 HAL®が普及していけば、2025年に介護職員が38万人足りないとされている厚労省の試算も変わってくるかもしれませんね。

山海 そうですね。革新的サイバニック技術を駆使することで「重介護ゼロR社会」の実現に向けて挑戦し続けたいと思います。

撮影:編集部

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森田豊
医師・医療ジャーナリスト
2022/11/07