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宇佐美典也の質問箱

質問 Q.8 官僚の給与体系を教えてください!「●年目で●●万円、▲年目で係長に昇進して▲▲万円」など、キャリアアップの仕方も知りたいです!(JABA・会社員)

介護職員の低賃金が取り沙汰されるたび、「役人も介護職員と同じ給料に下げれば良い」などという言葉が出てくることがありますよね。私としては、そもそも土俵が違うからなぁ…と思っているのですが、そういえば役所で働いている人の給料っていくらくらいなんだろう?と、ふと疑問に感じました。ざっくりとでもいいので、教えていただけないでしょうか?

目安として…8年目の課長補佐で、年収600万円程度でしょうか

私が経済産業省に入省した当初(2005年、23歳)の頃の初任給は18万円/月程度で、それに月々の残業代が5〜7万円程度上乗せされて手取りで23~25万円程度をもらっていました。

それからだいたい半年に一度くらい5000円~6000円程度基本給が上昇していき、退職した30歳の頃には月々の手取りが33~35万円程度になっていました。あとは年2回ほどボーナスで月給2か月分が出ており、ならしてみると手取りで1年目は350~400万円程度、退職した8年目は手取りで500~550万程度でした。

官僚の官庁での標準的な出世コースは「ヒラ係員(入省:22歳)→係長(4年目:26歳)→課長補佐(8年目:30歳)→企画官(18年目:40歳)→課長(23年目:45歳)→審議官(28年目:50歳)→局長(30年目:52歳)→事務次官(33年目:55歳)」というような具合でして、課長になるまでは同期が横並びで出世していき、その後徐々に肩たたきに会い脱落して外郭団体に天下りしていき、最終的に同期から事務次官にまで上り詰めることができるのは一人です。

私は今年35歳になる歳ですが、仮に残っていたら課長補佐として手取りで年間600万程度の給料をもらっていたと思います。

なお管理職の給与は、企画官は額面で900万円程度、課長は1100~1400万円程度、審議官は1500万円~1800万円程度、局長は1800~2000万円程度、事務次官は2500万円程度と言われていますが、近年は国家公務員の人件費削減を受け減少傾向にあるようです。