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宇佐美典也の質問箱

質問 Q.28 厚生労働省の中でも、タテに分けると「年金」「医療」「介護」と3つの大きな柱になると思います。このうち、どの部門を担当している部署がもっとも権限を持っているのでしょうか?(Yasu・介護職員)

介護関連の法案というのは、いつも後手後手に回っているというか、いつも年金や医療の後付けのような感じがしてなりません。その理由として考えられるのが、厚生労働省内の各部署のパワーバランスかな?と思ったりするのですが、いかがでしょうか?

「介護」部門の人材配置としては、厚みに欠けるかもしれませんね

えっと「雇用」が忘れられている気が…ということはともかく、社会保障に関しては「年金」「医療」「介護」の三つに分かれていることは間違いありません。厚生労働省全体を見ると13の部局に分かれています。(厚生労働省の組織図)

このうち厚生労働省のトップである「厚生労働事務次官」を輩出したことがある部局は、保険局、労働基準局、医政局、社会・援護局の4つです。

ただ、このうち社会・援護局については村木厚子氏が特殊な経緯で事務次官に就任したものですから除外して考えると、健康保険制度を設計する保険局、雇用制度を設計する労働基準局、医療制度を設計する医政局を三大部局とみて良いでしょう。実は年金局出身の次官はいないのですよね。現状では医療と労働こそが厚生労働省の中心ということになります。

他方で「介護」はというと老健局が担当しているのですが、部署の規模も小さく弱小部局であることは間違いありません。だからと言って「政策が低く見られている」ということまでは言い切れませんが、ただ人材の配置という面では、介護は中心部局よりも厚みがかけることは間違いないでしょう。