シニアのトレンドに変化!?「麻雀がある」老人ホーム全国調査(2022年版)

老人ホームのレクリエーションといえば囲碁や将棋が定番ですが、最近は「麻雀」が新たなトレンドになりつつあります。皆さん、ご存知でしたか?

麻雀は運しだいで大逆転も可能な“頭脳スポーツ”です。囲碁・将棋ほど実力差は出づらく、ルールさえ覚えれば誰でもフェアに競い合えるのが特長です。

楽しく遊べて、時に勝負ゆえの笑いあり・涙ありの麻雀はシニアの皆さんの機能維持も期待できます。そのため、介護護予防の観点からも麻雀に注目が集まり、老人ホームへの導入も進んでいるのです。

そこで、今回は「みんなの介護」掲載施設のうち、「麻雀あり」の老人ホームについて全国を調査。多い地域順に、ランキング形式にまとめました。

「麻雀あり」の老人ホームが多い県は…?

1位は東京23区で98件。次いで、2位は札幌市で69件、3位は横浜市で45件でした。

上位を詳しくて見ていくと、1位の東京23区の中では世田谷区が17件で最多でした。また、2位の札幌市内では南区が12件で最多でした。3位の横浜市内では青葉区が13件で最多でした。

「麻雀あり」の施設は、「みんなの介護」掲載5万件あまりのうち、まだ1300件ほどと決して多くはありません。しかし、利用者からのニーズは大きく、これから導入が急速に進む可能性があります。

老人ホームでの暮らしにおいて、趣味・余暇の充実はQOLと深く関わります。施設選びの際に確認しておくと、入居後の暮らしの満足度が高まります。

麻雀に期待しての老人ホーム入居の場合は事前の見学を


「麻雀あり」の施設といっても、ゲームセンターさながらの通信対戦方式のものや電動の麻雀卓を備えた施設もあれば、簡易的なもののみの施設もあります。

特に、麻雀歴長くこだわりや譲れないポイントがある方が入居を検討される場合には、事前に見学して確認を行うと安心です。

老人ホーム選びにおいては、環境や設備はもちろん、スタッフの人柄や医療のケア体制の充実など、実際に確認して納得した上で選択することが大切です。

再び新型コロナウイルスの感染拡大が危惧されていますが、感染対策の上、実地で見学することでミスマッチを防げる可能性が高まります。

参考:テキスト版「麻雀がある」老人ホームが多い地域ランキング


1位:東京23区/98件
2位:札幌市/69件
3位:横浜市/45件
4位:名古屋市/34件
5位:福岡市/33件
6位:大阪市/25件
7位:さいたま市/17件
8位:千葉市/16件
9位:広島市/14件
9位:川崎市/14件
11位:京都市/13件
11位:高崎市/13件
13位:旭川市/12件
13位:岐阜市/12件
13位:土浦市/12件
16位:松戸市/11件
16位:新潟市/11件
16位:前橋市/11件
16位:調布市/11件
16位:北九州市/11件
21位:町田市/10件
22位:三鷹市/9件
22位:相模原市/9件
24位:かすみがうら市/8件
24位:一宮市/8件
24位:堺市/8件
24位:市川市/8件
24位:松山市/8件
24位:水戸市/8件
24位:太田市/8件
24位:柏市/8件
24位:枚方市/8件
(*調査日:2022年11月18日)