かなりひどい逆流性食道炎になった
あんなに出血するなんて…ボクも家族もびっくりだ
先日、洗面器いっぱいの吐血をして救急車騒ぎになった。
往診の先生も呼んで処置をしてもらっていたが、それからも大量な血を吐いてしまいボクは意識を失った。
救急車で運ばれた大学病院では「なんでこんなになるのか普通ではないけれど、胃壁の血管が3本もむき出しになっていて、しかも切れていて…。そのほかにもたくさんのところから出血しています。今は応急処置として、出血部分を焼いて出血を止めました。もう一度全身の検査をして原因を探します。もし今の段階で病名をつけるならば、かなり、かなりひどい逆流性食道炎です。肝臓の悪い方はまれにこうなりますが、ご主人の値は正常です」。
そんな説明だったと妻のメモにも残っている。
逆流性食道炎でそんなにもひどい出血になるのかと、家族もその説明には驚いたそうだ。
枕もシーツも布団も血だらけで、あてがってくれた洗面器いっぱいに吐いた。
日本人の2割は逆流性食道炎らしい
でも、これといった治療法はまだないようだ
2年前にも一度、吐血した。
そのときはひどい胃炎だと言われて、検査したら大腸がんが見つかった。
それからは定期的に大腸がんの術後検査も受けていたし、いろいろなところに不具合が見つかっても、納得して治療を進めていた気になっていた。
しかし今回は、救急車で妻の不在中に運ばれたので、いつもの病院とは違う大学病院での検査となった。
検査では出血の大元となった3本の血管をクリップ止めしてもらった。
そして、また胆管になにやらできものが見つかったとのこと。
またまた今月、入院・手術をしてきた。
そして、この度のひどい逆流性食道炎の治療は薬を飲むしかないとのこと。
自宅に帰ってから逆流性食道炎についていろいろ調べてみた。
たしかにこの病気には、あまりこれといった治療法がないようだ。
胃酸を抑える薬を飲むくらいしかないそうだ。
最近、手術で胃の入り口を狭めてくれる名医もいるとのことだが、まだそれは一般的ではない。
そして逆流性食道炎で苦しんでいる人が思いのほかたくさんいることもこの機会に知った。
なんと人口の2割ぐらいの人が逆流性食道炎だというのだ。これには驚いた。
それなのに治療はあまり上手くいかない。
手に入れたぞ!ナノスリープエルゴ!!
発想自体が画期的だ
病院に頼る以外でも自分でできることとして、食べたら1時間以上は横にならないとか、刺激物は食べないとか、暴飲暴食を控えるとかが対処方法だが、その他にも通販サイトではそれが楽になる枕なんていうものもさまざま売られている。
そういえば以前、良い枕があると聞いたことがあるなあと思い出し、早々と知り合いに連絡して送ってもらった。
「ナノスリープエルゴ」という枕だ。
逆流性食道炎で胃液が上がるのを防ぐため、傾斜をつけて、寝返りしても傾斜が保てるようにかなり大きめの枕。

横幅も、頭をごろごろさせても落ちないほどの余裕がある。
最初に2日間ほどは寝心地に違和感があったが、慣れてしまえばこの枕なしではもう生きていけないほどの存在になる。
今までの枕とは発想自体が画期的だと言っていいだろう。
背中から肩、首、頭まで、そんなには柔らかくないがホールドされている感じがする。
特に肩が楽だ。
今までこの枕を使っていなかったことに後悔するぐらい楽だ。
逆流性食道炎のために取り寄せたのだが、肩こり…いや身体そのものがこわばっていたボクにとって、「ナノスリープエルゴ」のおかげでかなり楽になった気がする。
肝心の逆流性食道炎も、特に朝目覚めたときの胃のムカムカが抑えられているような気がする。
枕の質で睡眠の質が変わるとよく聞いていたが、実際のところ快適である。
「睡眠負債」が流行語大賞ベスト10にも入ったし
現代社会では睡眠がすごく、すごく大事なんだと思う
2017年の流行語大賞のベスト10に「睡眠負債」という言葉が入ったように、現代社会においていかにストレスを取り除いて良い睡眠をとれるかが、健全に日常生活を過ごす第一歩なんじゃないかと思う。
今回は病弱なボクにとってだけでなく、良いものに出合ったなあとおすすめしたい。
ボクは麻痺があるのでよくクッションを右に左に、または足を置いて、さらにいえば車椅子のクッションなど、クッションにかんしてはかなりうるさいのだが、この「ナノスリープエルゴ」のウレタンはかなりいい。
それと普通のウレタンの18倍の通気性もあるという。
頭や背中は寝ているだけで汗をかくからね。
ちょっとその説明文を読んで、さらに得した気分になった。