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宇佐美典也の質問箱

質問 Q.107 杉並区の特養が静岡の南伊豆町にできるようですが…地方が都会の受け皿になり得ると、本当に思いますか?(ジャリコ・会社員)

東京の杉並区が静岡の南伊豆町に特養を開設する…というのが実現しそうですね。都会の高齢者の受け皿的に機能するのか?というところが論点となっているようですが、それ以前に、高齢者自身が住み慣れた街を離れて遠い土地に移住したいと思うのか?が問題だと思っています。宇佐美さんはどう思われますか?ご自身は地方に移住したいと思いますか?

地方移住はあくまで選択肢です。イヤなら他の選択肢を選べば良いのではないでしょうか

ご質問者様の問題意識はわかりますが、高齢者の個々人の意思に関わらず、東京都内に特養を経済的に整備できる安価な土地はもうほとんど残っておらず、また国としても特養の増加よりも在宅介護重視に舵を切っているので、これから劇的に都内で特養が増えるようなことはないでしょう。はっきり言って「0%」です。

他方で現在でも全国で約36万人、東京で4万人以上の待機老人がいると言われていますから、特養の施設数の絶対的不足は否めないところです。となると我々も将来確実に「①民間の高価な老人ホームに入るか、②在宅介護で家族と訪問介護のお世話になるのか」という選択肢を迫られることになるわけですが、杉並区はそこに新たに「③地方の特養に入る」という選択肢を用意したと捉えるべきでしょう。あくまで「選択肢」に過ぎないのですから、嫌ならば他の選択肢を選べばいいというだけだと思います。

以上が一般論ですが、では私自身はどうなのか、と言いますと、正直私は一生東京で暮らすようなイメージはあまり持っていません。やっぱり東京にいるとせわしなくて疲れますからね。なので、後期高齢者くらいの年齢になったら東京を離れて地方に移住してもいいのではないかとぼんやり思っています。

ただやっぱり縁もゆかりもない土地はいやなので、これから30~40年間かけて仕事をしながら「第二の故郷」とも言えるべき土地を見つけて、最終的にはそこで余生を過ごすというような人生計画を持っています。とはいえ何十年も先のことですし、家族もいるので私一人では決められませんがね。

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