商店街や広大な運動場が駅や線路に近接している地域
2010年に、駅全体の橋上化工事が完了したばかりの富士見ヶ丘駅。駅前に広場やロータリーなどがありませんが、駅に近接して規模の大きな商店街が続いています。富士見ヶ丘駅はもともと、杉並区の住宅密集地の一角に建てられている駅。物静かなライフスタイルをつくり上げたい高齢者にはとてもおすすめできる土地柄です。少し歩いたところには、久我山運動場や富士見ヶ丘運動場の敷地が広がっています。マイペースの散歩などを楽しむ場所が、手の届くところに集まっているといえるでしょう。富士見ヶ丘駅は京王井の頭線の管内にある駅です。管内ではどちらかといえば終着駅に近いほうに所在する駅ですが、すぐ隣に久我山駅があります。この駅は、急行列車を利用したいときの乗り換え場所として使われることがよくあります。よその路線への乗り換えに関しては、久我山駅から3区間先に出てくる吉祥寺駅が最寄りでしょう。この駅はまさに終着駅なのですが、JRの中央線と接続しているため需要は途方もなく高い中継地点となっています。発着駅方面に目を向けるときは、渋谷駅が圧倒的に便利な乗り換え場所となります(JRの山手線や埼京線、東急東横線や田園都市線、東京メトロの銀座線や半蔵門線ほか乗り換えの選択肢は多数あります)。その途上、5区間先に出てくるのが明大前駅。この駅は京王本線に乗り継ぎをしたいときに重宝する場所です。また、明大前駅と渋谷駅のほぼ中間に出てくる下北沢駅は、小田急小田原線を使いたいときに役に立つ駅です。富士見ヶ丘駅の利用率は、1970~80年代がピークだったと考えられています。平成に入ると、多少のスケールダウンを見せていますが大幅な低下にはつながっていません。1日あたりの乗降客数は、1990年代半ばに入ると14000人を連続して割るようになりました。21世紀に入ると、ときおり13500人を下回る年が報告されていますが、それはあくまでも数少ない例外にとどまっており、利用者数は安定していると結論付けられそうです。富士見ヶ丘駅の周辺の介護施設は、まだたくさんというほどではないでしょう。ただし、駅から2キロ圏内で入居先の候補を(数軒であれば)楽々と発見できる点は、じゅうぶんに好材料となるはずです。施設の区分は、介護付き有料老人ホームがほとんどですが、ときたまサービス付き高齢者向け住宅なども混ざって見つかります。地価が高めであることから入居費用も高めになりますが、変動制のところがほとんどですからよく検討して決めれば、負担にならない契約が成立するでしょう。
































