中尊寺をはじめ、奥州藤原氏の遺産がまぶしいです
2011年の秋に、駅舎のリニューアル工事が完成した平泉駅。東日本大震災で損傷した部分をことごとく修繕したほか、観光都市としての機能を充実させています。また、駅舎に入居していた商業施設も一新されました。
その翌年には、太陽光発電やLED照明などを導入して、エコロジーを意識した駅づくりを実行しています。駅の東側を北上川が悠々と流れており、山林や田園風景などに囲まれて緑豊かな土地という印象です。また、平泉温泉にも近く、駅から数分でアクセスできます。
平泉駅が所在する地域は人口密度が全体的に低く、市街地は駅の東側から北側にかけてのスペースに限られます。しかし、平安時代末期に大いに繁栄した奥州藤原氏の残した建築物が多数保存されています。ずば抜けて知名度が高いのは、中尊寺です。しかしそれ以外にも、一見の価値がある史跡が各地に点在しています。
平泉駅は、JRの東北本線に所属する駅です。発着駅である一ノ関駅に近く、10数キロの距離です。一ノ関駅では、大船渡線および東北新幹線を利用できます。反対方面では、35キロほど離れた北上駅がいちばん近い乗り換え地点です。この駅では北上線への乗り継ぎができます。さらに2区間先へ行けば、花巻駅が見えてきます。この駅では釜石線の利用が可能となります。
平泉駅の利用率は、今世紀に入ってからあまり変化していません。1日平均の乗客数は、500人を下回る年が中心的。不規則な上下を繰り返しています。平泉駅の周囲で路線バスを運行しているのは、岩手県交通および宮城交通、そして東日本急行です。幹線道路を使いたいときは、国道4号線ほか県道14号線・31号線・110号線・260号線、そして東北自動車道などを選ぶとよいでしょう。
平泉駅の周辺は、人口がかなり制限されています。高齢化の問題とは決して無縁というわけではないのですが、介護施設などのサービスはまだあまり供給されていない模様です。公営の施設についてはかなり前から建設されているものの、軒並み申し込みや問い合わせが殺到している状態のようです。
民営の施設に関しては、駅から近い場所で確保することが難しい状況にあります。最初のうちから10キロくらいの範囲を設定した上で検索してみましょう。とっジ入居費用については、地価の安さなどが味方するため基本的に高額ではありません。入居一時金が発生しない施設もありますし、月額使用料も10万円前後になるチャンスがあります。





