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宇佐美典也の質問箱

質問 Q.151 介護に限らずですが、正規雇用・非正規雇用の問題も含め、副業の是非についてどうお考えでしょうか。(まりのん・介護職)

介護に従事している者です。専門学校を出た別の施設で働く友人とよく給料の話をしますが、特に私の手取り額の低さに驚かれます。働き方改革の中で”副業・兼業”の話がクローズアップされることも最近は多いようですが、以前はまったく関心がなかった副業に興味が湧いています。

今の仕事に不満があるならば、副業は積極的にすべきだと思います

ただ問題は「どのようなスタンスで副業に取り組むか」ということです。

私自身、主業は太陽光発電の開発・仲介なのですが、こうしてライターや政治関連のコンサルティング、農産品の販売などを副業としている身ですから、僭越(せんえつ)ながら副業・兼業に関する私の考えを述べてみたいと思います。

まず翻訳やライティング、プログラミングなどの副業は、よほどそのスキルに自信がないと安くて割に合わないのでやらないことをおすすめします。

私の場合、政治系のライティングに関しては人よりは相当優れていると自負していますし、実際メディアから仕事が直接依頼がくるのでそれなりに稼げていますが、クラウドソーシングなどのプラットフォームでライターとして十分に稼げている人は見たことがありません。副業をやるならば、こうした受託系のプラットフォームよりもメルカリやヤフオク・amazonなど、CtoCが可能なプラットフォームを選ぶべきでしょう。

そのうえで当たり前ですが、「自分がよくわからないこと」で商売をしようとしてはいけません。そういう意味では「趣味をなんとかして副業につなげる」という考えが副業の基本なのだと思います。

商売の基本は「安く仕入れて高く売る」ということですから、例えばフィギュアなり音楽なりゲームなりファッションなりというのはそれなりに副業へとつながりやすい趣味なのだと思います。いわゆるリサイクルショップを活用した「セドリ」はその典型と言えるでしょう。

セドリは関連アプリが充実してますから敷居も低いです。私もお金がないときはこの種のセドリをこっそりやっていました。趣味の領域でセドリをやると、積み重ねていけばそれなりにお金になりますし、またなんといっても楽しいです。

このように、副業に関して私はそれなりに積極的な立場です。ただあくまで自分の主業や生活と両立可能な範囲を超えてはいけないと思います。あまり副業に入れ込みすぎると、自分の人生の軸がわからなくなってしまいます。

質問者様が介護を主業とお考えなら、介護で正規雇用の場を得ることを軸に考え、副業はあくまで自分の人生を充実させるための小遣い稼ぎと割り切って取り組むべきでしょう。とにもかくにも、まずはセドリ関連アプリをダウンロードして、身の回りの商品の価値を調べることから副業について考え始めてみることをお勧めします。楽しいですよ。