市街全体がアカデミック。ロケ隊が来ることもしばしば

もともとこの駅は、旧制武蔵高校の発足に合わせてつくられた駅でした。現在も武蔵大学および武蔵高校・武蔵中学校の最寄り駅としておおぜいの学生や生徒に利用されています。このほかに目立つのは、日本大学藝術学部や武蔵野音楽大学、そして都立豊島高校あたりになるでしょうか。
このような街の趣向は広く知られており、これまで何度となく映画やTVドラマの舞台に採用されてきました。駅の近くを歩くだけでも、そのような雰囲気をたっぷりと満喫できそうです。
江古田駅に近い幹線道路は、都道318号線および439号線でしょう。バスは駅前ではなく、少し離れた道路に乗り場が置かれています。関東バスの路線がいちばん多いですが、都営バスや国際興業バスの路線も人気があります。
江古田駅は、西武池袋線の管内にある駅です。発着駅である池袋駅までは3区間あります。池袋駅は、JR線(山手線・埼京線など)・東京メトロ(丸の内線・有楽町線・副都心線)・東武鉄道(東上線)と接続していますから最大の乗り換え場所になることは間違いありません。下り方面となると、2区間先に練馬駅があります。この駅は、西武有楽町線と豊島線に、さらに都営大江戸線に乗り換えたいときに重宝する駅です。
江古田駅の利用率は、数十年前から低下しています。1日あたりの乗降客数は2004年に37000人以下となり、その2年後に36000人を割りました。翌年は微増したものの、2009年以後は一貫して35000人以下で推移しています。2010年代に入ると多少の回復が続いていますが、一時的なものになるだろうという見方が少なくありません。
江古田駅の近辺は、介護施設が多いというイメージの土地ではありません。ただし江古田駅および大江戸線の新江古田駅の合間で探すと、多少の施設ならあまり時間をかけなくても探し出せるでしょう。
施設のタイプについては、介護付き有料老人ホームが出てくる確率がとても高いですがサービス付き高齢者向け住宅なども若干数であれば発見可能です。地価や施設のタイプなどの事情から、安い施設が豊富だとは書けませんがその分質の高いケアサービスや瀟洒な建物・居室、そして充実した設備や医療面でのサポートを期待してかまわないでしょう。