パノラマ
模範的な都市計画の成功で、全国から絶賛される都市に変貌
埼玉県の東端に位置する、吉川市。
江戸川や中川、大場川など水源に囲まれており、水と緑が豊かな風景が今なお市内のあちこちで目撃されます。
稲作のほかに水運業で古くから発展してきており、市の名物としてナマズ料理が全国的に有名です。
近年は、「吉川きよみ野」の大成功でまた新たなイメージを確立しています。
現代的な都市づくりを目的としてこの市街地は、都市景観大賞・彩の国さいたま景観賞など数々の賞に選ばれてきました。
高齢者の生活に関してもポジティブな結果をもたらしてくれることは間違いありません。
何歳になっても楽しく外出したり、買い物を楽しんだりしたい場合はきっと満足できることでしょう。
埼玉県の中心部から少し外れた場所にあるため、鉄道が走る場所は市内南部に偏っています。
もっとも走っているのはJRの武蔵野線です。
都内方面から千葉方面まで一本で行ける場所はかなり広域に渡ります。
もっとも東京メトロの延伸計画が以前から浮上しており、実現すればだいぶ便利になりそうです。
鉄道にしても高速道路にしても、市外に少し出たところに利用できる場所が多いという共通点があります。
市内を通る幹線道路をあげるなら、国道4号線や埼玉県道21号線・156号線といったところになるでしょう。
バスは市内全体で発達しており、朝日自動車・茨城急行自動車・東武バスセントラル・JRバス関東と、埼玉・東京・千葉・茨城エリアを中心に活動する業者が路線を運行しています。
このほかグローバル交通やメートー観光バスも市内で営業しています。
市内の人口は過去半世紀を通じてひたすら伸びてばかりです。
現在は半世紀前の実に3倍を優に上回る人口に到達しています。
6万人を超えたのはつい10年ほど前のことでしたが、7万人に達するのはもう時間の問題でしょう。
ベッドタウンとしての機能性や町並みや市行政の素晴らしさがその原因と思われますが、市内の少子高齢化の実態を見てもそれはつぶさに確認できます。
2023年には人口７万3,001人、高齢化率24.2％と全国平均と比較しても低い水準を保っていることがわかります。
介護施設の完成度もなかなか高く、サービスにすきがない施設を見つけるのは容易です。
現在市内で特に名声が高いのは介護付き有料老人ホームでしょう。
このタイプの施設の場合、最初にまとまった費用を払うケースと月額の料金を高くするケースに別れることが多いですが、今の吉川市内では、どちらの費用も安く上がる施設も少しずつ増えています。
